宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/ 9/ 2 07:23 更新 CMEの乱れは地球にも向かっている様です。太陽風の速度が高まっています。 担当 篠原 昨日の昼のM1.2の中規模フレアに伴って発生した CME(コロナ質量放出)の様子を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 ガスは太陽の右に向かって広がっていますが、 反対の左側にも広がる様子が見えています。 このため、太陽風の乱れは地球の方向にもやって来そうです。 到来まで3日くらいかかると考えると、4日頃でしょうか。 一昨日のCMEと重なって到来するかもしれません。 どの様な変化になるでしょうか。 注目して下さい。 その後、太陽では特にフレアの発生はなく、 穏やかに推移しています。 と書いているところで、 グラフの最後でC2.3の小規模フレアが発生しました。 場所は、西の端(右端)の3413黒点群です。 太陽風は、400km/秒と平均的な速度で推移していましたが、 今日未明、2日3時(世界時1日18時)頃から上昇が始まり、 500〜550km/秒と高速の状態に変わっています。 一方、磁場強度は10nTから6nTへ下がり、 平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤にかけて南寄りの傾向が続きました。 磁気圏の活動もやや強まって、 AE指数は500nT程度の中規模の変化が続いています。 グラフの後半から、 磁場は0nT付近で小さく変化する様になっています。 速度が高まっているのでその影響もありますが、 AE指数の変化は一段弱まりそうです。 昨日のM1.2中規模フレアに伴って発生したCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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