宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/ 8/29 12:53 更新 太陽風は低速の状態で、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、320km/秒と低速の状態が続いてます。 グラフの後半で360km/秒に上がる変化が見えていますが、 すぐに元の速度に戻っています。 太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な状態から、 グラフの中ほどから8nTへ少し上がっています。 太陽風磁場の大まかな方向を示す2番目のグラフを見ると、 「A」から「T」に切り替わっています。 この切り替わりの変化に関係している様です。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半は南寄りでしたが、 磁場が少し強まる頃から北寄りに傾向が変わっています。 このため、AE指数は、 途中までは小規模の変化が連続していましたが、 後半は変化が見られなくなっています。 現在の磁気圏はとても穏やかです。 太陽は、北東の端(左上)の向こう側から 活動的な領域が近付いている様で、 C1〜2の小規模フレアが度々発生するようになっています。 この後、どの様な領域が現れるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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