宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:28)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/31 08:13 C3.0
01:30 C2.8
8/30 08:19 C3.9
8/29 15:35 C2.1
08:54 C2.4

黒点  8/31 (NOAA)
磁場 フレア
3412 1 α ---
3413 14 β C3
3415 10 β C3
3416 1 α ---
3417 7 β C4
3418 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:14 310 -4.3
-2 h 309 -3.0
-4 h 308 +3.1
-6 h 313 +4.6
-8 h 310 +2.7
-10 h 318 -0.9
-12 h 315 +3.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 8 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
8/31 0.2 2x10^2
8/30 0.3 2x10^2
8/29 0.2 8x10^2
8/28 0.3 4x10^2
8/27 0.3 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星陽子 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 8/26 14:06 太陽風はやや低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2023/ 8/27 14:51 太陽風はやや低速です。太陽の東端でM1.1の中規模フレアが発生しました。
2023/ 8/28 12:37 太陽風は低速になっています。太陽は穏やかです。
2023/ 8/29 12:53 太陽風は低速の状態で、磁気圏は穏やかです。
2023/ 8/30 13:10 低速の太陽風が続いています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2023/ 8/31 13:28 更新
太陽風は低速の状態が続いています。フィラメント噴出が発生しました。

担当 篠原

太陽風は、320km/秒前後の低速の状態が続いています。
磁場強度は、5nTから6nTへ少し上がっていますが、
平均的な状態です。

磁気圏は概ね静穏で、
AE指数のグラフは、
太陽風磁場が南向きになった頃に
小規模の変化が1回起きた程度で、
その他は変化がほとんどありません。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
コロナホールは見えていません。


太陽は、今朝、31日5時(世界時30日20時)に、
中心部の少し北寄り(上側)で、
フィラメント噴出が発生しています。

SDO衛星AIA193の動画を掲載します。
薄暗い筋が爆発する様に消えているのが見えています。

これによりCME(コロナ質量放出)が発生した様で、
SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、
太陽の左下寄りに淡いガスが広がっています。

発生場所を考えると、
飛び出したガスは地球の方向にも
向かっている可能性があります。

到来まで4日くらいと考えると、
変化が始まるのは8月4日頃でしょうか。
速度の変化は小さいと思いますが、
磁場の強まりがやって来て南向きに変化すると、
磁気圏の活動が強まる可能性があります。

フレアは、西側(右側)の3415黒点群でC2.8、
3413群でC3.0の小規模フレアが発生した程度で、
全体としては穏やかです。



太陽の中心部の北寄りで発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが左下寄りに広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。