宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/ 8/31 13:28 更新 太陽風は低速の状態が続いています。フィラメント噴出が発生しました。 担当 篠原 太陽風は、320km/秒前後の低速の状態が続いています。 磁場強度は、5nTから6nTへ少し上がっていますが、 平均的な状態です。 磁気圏は概ね静穏で、 AE指数のグラフは、 太陽風磁場が南向きになった頃に 小規模の変化が1回起きた程度で、 その他は変化がほとんどありません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは見えていません。 太陽は、今朝、31日5時(世界時30日20時)に、 中心部の少し北寄り(上側)で、 フィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA193の動画を掲載します。 薄暗い筋が爆発する様に消えているのが見えています。 これによりCME(コロナ質量放出)が発生した様で、 SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、 太陽の左下寄りに淡いガスが広がっています。 発生場所を考えると、 飛び出したガスは地球の方向にも 向かっている可能性があります。 到来まで4日くらいと考えると、 変化が始まるのは8月4日頃でしょうか。 速度の変化は小さいと思いますが、 磁場の強まりがやって来て南向きに変化すると、 磁気圏の活動が強まる可能性があります。 フレアは、西側(右側)の3415黒点群でC2.8、 3413群でC3.0の小規模フレアが発生した程度で、 全体としては穏やかです。 (c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) CMEが左下寄りに広がっています。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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