宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/ 9/ 1 13:26 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。M1.2の中規模フレアが発生しました。 担当 篠原 NOAA/SWPCの太陽風予報によると、 昨日紹介したCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは、 明後日、3日16時(世界時3日7時)頃に 地球に到来する可能性があるとのことです。 速度の高まりの予報は、 450km/秒程度と平均的なレベルです。 太陽風磁場の強まりや南向きの変化に注目して下さい。 太陽では、1日11時半(世界時2時半)に、 西側(右側)の3413黒点群で、 M1.2の中規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 まだ変化の途中ですが、CMEも発生している様です。 その場合、地球に対して横向きの噴出になるので、 到来しても影響は限定的でしょう。 太陽風は、今日未明、1日2時(世界時8月31日17時)に、 速度が320k/秒から400km/秒へ、 磁場強度が8nTから12nTへ、 小幅ですがそれぞれ上昇しています。 太陽風磁場の大まかな方向を示す2番目のグラフを見ると、 この頃に、「T」から「A」に切り替わっています。 この切り替わりに関係する変化かもしれません。 現在の速度は400km/秒、磁場強度は9nTです。 磁場の南北成分が、南向きの -5nT程度になっていて、 磁気圏の活動が少し強まるかもしれません。 ここまでのAE指数は、 小規模の変化が見られる程度です。 昨日のCMEによる太陽風の乱れは、3日16時(世界時3日7時)頃に到来する可能性があります。 (c) NOAA/SWPC 3413黒点群で発生したM1.2の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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