宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2023/ 8/27 14:51 更新 太陽風はやや低速です。太陽の東端でM1.1の中規模フレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、370km/秒から400km/秒へ少し上がり、 その後370km/秒へ戻る小幅の変化をしています。 現在はやや低速です。 磁場強度も7nTから5nTへ少し下がっています。 こちらは平均的な状態です。 磁場の南北成分は南寄りになっていて、 -5nT程度の南向きの変化が発生しています。 磁気圏の活動もやや強まって、 AE指数は700nTの中規模の変化が2回発生しています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは見えていません。 太陽では、今朝、27日7時(世界時26日22時)に、 M1.1の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の画像を見ると、 東端(左端)の少し向こう側で発生しています。 このため、フレアの本当の規模は これよりも大きかった可能性があります。 CME(コロナ質量放出)も大きく広がっていて、 太陽の左に向かってガスが広がる様子が SOHO衛星LASCO C2、C3でよく見えています。 地球に対しては横向きで、 少し向こう側を向いていることもあるので、 影響はないでしょう。 この後、どのような領域が現れるでしょうか。 東端の少し向こう側で発生したM1.1の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左に広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |