宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 8/18 10:38 更新 太陽風は低速の状態が続いています。磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 太陽風は、330km/秒前後と低速の状態で安定しています。 磁場強度は、7nTの状態から、 グラフの後半で10nTに少し強まる変化が発生しています。 27日周期の図を見ると、 太陽風磁場の大まかな方向を示すセクターのグラフが、 「A」から「T」へ切り替わっています。 この変化と関係する強まりかもしれません。 磁場の南北成分は比較的北寄りのようですが、 時々、南向きの変化も発生しています。 速度が下がっているので影響は限定的ですが、 AE指数は、250nT程度の小規模の変化が時々発生しています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見えていません。 太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 太陽では、西の端(右端)の南北で噴出が発生しています。 1つめは、17日11時(世界時17日2時)頃、 南西の端(右下)からプロミネンスが噴出しています。 これによりCME(コロナ質量放出)も発生していて、 SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、 太陽の右下に向かってコロナのガスが広がっています。 2つめは、17日21時(世界時17日12時)頃、 北西の端(右上)で、薄暗く見えていたダークフィラメントが 飛び出しています。 CMEも太陽の右に向かって噴出しています。 どちらも地球に対して横方向の噴出なので、 影響はありません。 また、昨夜から、南東の端(左下)の少し向こう側で、 C1〜3の小規模フレアが度々発生するようになっています。 この後、活動的な領域が現れそうです。 注目して下さい。 南西の端で発生したプロミネンス噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右下へ広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 北西の端で発生したフィラメント噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右へ広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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