宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 8/ 8 12:20 更新 X1.5の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速になっています。 担当 篠原 今朝、8日5時半(世界時7日20時半)に、 太陽の北西の端(右上)の向こう側に進んだ3386黒点群で、 X1.5の大規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 太陽の端の向こう側から明るい輝きが急に現れています。 フレアが起きた領域の上の方だけが見えているので、 本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽の右に向かって大きく広がるCME(コロナ質量放出)が 観測されています。 向こう側での噴出なので、地球への影響はないと思いますが、 活動の高まりが1週間ほど早ければ、 この噴出は地球へ向かっていたでしょう。 太陽では、同じく北西の端の3387群で、 M1.0、M1.4の中規模フレアが発生しています。 この領域ももうすぐ沈むので、 この後、太陽は穏やかになりそうです。 太陽風は、昨日の午後から速度が上昇して、 500km/秒の高速風に変わっています。 磁場強度は、10nTと強まった状態から次第に低下して、 最後は6nTと平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤から南向きに少し強まっていました。 速度の高まりもあって、磁気圏の活動は活発になり、 AE指数は800〜1000nTの中規模の変化がしばらく続いています。 太陽風のグラフの最後では、 磁場の南北成分は、0nT付近に下がっています。 磁気圏の活動も、この後は穏やかになりそうです。 北西の端の少し向こう側で発生したX1.5の大規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) CMEが太陽の右側に大きく広がっている。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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