宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:10)
今日、X1.6の大規模フレアが発生しました。
また、M2.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 6 06:47 X1.6
05:34 C3.0
03:59 C6.7
8/ 5 23:45 C3.1
18:26 M2.1
15:58 M1.6
14:07 C5.6
11:13 C9.7
04:50 C5.2
02:36 C2.5
8/ 4 23:40 C1.5
12:41 M1.9
12:09 C3.0
10:00 C4.6
08:39 C7.9
04:40 C5.0
03:38 C2.8
03:00 C3.3

黒点  8/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
3386 5 βδ X2
3387 4 β C7
3388 1 α ---
3391 1 α ---
3392 13 β C5
3394 2 α C3
3395 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 347 +4.8
-2 h 348 +5.5
-4 h 368 +5.8
-6 h 360 +3.8
-8 h 356 +3.6
-10 h 381 +0.6
-12 h 360 +5.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -45 -/ -
-2 h -44 -/ -
-4 h -47 -/ -
-6 h -52 -/ -
-8 h -56 -/ -
-10 h -69 -/ -
-12 h -73 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 15 3x10^1
8/ 6 19 1x10^2
8/ 5 18 1x10^2
8/ 4 0 1x10^2
8/ 3 0 2x10^2
8/ 2 1 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 8/ 1 15:10 太陽風はやや低速です。太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。
2023/ 8/ 2 14:43 太陽風磁場の強まりが到来しています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 8/ 3 14:03 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も強まりました。
2023/ 8/ 4 13:20 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。7月の黒点相対数は 159.1 でした。
2023/ 8/ 5 12:41 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動も強まっています。
最新のニュース

2023/ 8/ 6 13:10 更新
X1.6の大規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりは終わっています。

担当 篠原

太陽の北西の端(右上)の3386黒点群で、
今朝、6日7時(世界時5日22時)に、
X1.6の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

Xフレアの発生は世界時7月2日のX1.0以来で、
およそ1か月ぶりです。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CME(コロナ質量放出)が右上を中心に
大きく広がっています。
太陽の端近くで発生した現象ですが、
ガスの広がり方が大きいので、
影響は地球へやって来るかもしれません。
2〜3日で到来する考えると、8〜9日頃になるかもしれません。

また、このフレアの前、
5日15時(世界時5日6時)頃に、
太陽の南西の端近くでフィラメント噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

直前に、左上の3387黒点群でC5.6の小規模フレアが発生して、
その変化が伝わって行って、
ダークフィラメントが大きく動き始めた様に見えます。

この噴出でもCMEが発生していて、
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
ガスが右下に激しく噴出しています。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
このCMEによる太陽風の乱れは、
明後日、8日13時(世界時8日4時)頃に
到来する可能性があるとのことです。

今朝のX1.6フレアによる乱れがこれに重なる可能性もあり
(こちらも含めた予報は今後発表されると思います)、
今後の太陽風の変化に注目してください。


太陽風は、昨日のニュース以降は磁場強度が次第に低下して、
夜には6nTと平均的な値に戻りました。
今日未明からまた少し上がって、
現在は8nTと少し強い状態です。
速度は400km/秒から350km/秒へ下がり、
低速になっています。

磁場の南北成分は、
磁場強度が下がった後は北寄りになっています。
AE指数は、グラフの前半は
1000nTを超える大きい変化が続いていますが、
中盤以降変化がなくなり、現在の磁気圏は穏やかです。



3386黒点群で発生したX1.6の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


X1.6の大規模フレアに伴って発生したCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南西の端近くで発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出によるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出による太陽風の乱れは、8日13時(世界時8日4時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。