宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 8/ 5 12:41 更新 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 10nTに強まっていた太陽風の磁場が、さらに強まっています。 初めの変化は、昨夕、4日16時(世界時4日7時)で、 10nTから15nTへ急に上昇しています。 その後、半日近くこの状態が続き、 今朝くらいから10nTへ一旦下がったのですが、 5日11時(世界時5日2時)に二つ目の強まりが到来して、 磁場強度は23nTへ変化しています。 太陽風の速度は、400km/秒と平均的な状態が続いていて、 二つ目の変化で450km/秒に上昇していますが、 変化としては小幅です。 8月11日のニュースで紹介した 1日未明のフィラメント噴出により発生した CME(コロナ質量放出)の乱れが到来したのでしょうか。 その場合、到来まで4日半かかったことになります。 太陽風磁場の南北成分は、 太陽風のグラフの中ほど、 今日に入った頃から南向きに強まり始め、 -10nTに達する大きい変化が続いています。 このため、磁気圏の活動は活発になっていて、 AE指数は、1000nTに達する大きい変化が 連続的に発生しています。 Dst指数の速報値は-60nTまで変化していて (Dst指数は、マイナス方向に変化が大きくなります)、 この後、さらに変化が大きくなる可能性があります。 太陽は、北西(右上)の3386黒点群で、 M1.9の中規模フレアが発生しています。 また、グラフの最後のC9.7の小規模フレアは、 南西の端(右下)に沈んだ3380群で発生した様です。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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