宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
今日、C9.7の小規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 5 11:13 C9.7
04:50 C5.2
02:36 C2.5
8/ 4 23:40 C1.5
12:41 M1.9
12:09 C3.0
10:00 C4.6
08:39 C7.9
04:40 C5.0
03:38 C2.8
03:00 C3.3
8/ 3 22:27 C3.6
20:30 M2.0
17:44 C6.4
15:15 C3.0
13:26 C2.9
12:26 C3.4
11:11 C4.1
10:31 C3.7
06:11 C7.9
04:10 M1.1
01:51 C6.6
01:03 M1.3
00:14 C5.4

黒点  8/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
3380 5 β M2
3386 5 β M2
3387 3 β C5
3388 2 α ---
3391 2 α ---
3392 8 βγ C5
3393 1 α ---
3394 4 β C4
3395 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 447 -11.3
-2 h 380 -0.2
-4 h 390 -9.9
-6 h 390 -6.4
-8 h 372 -9.5
-10 h 392 -7.8
-12 h 402 +0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -43 -/ -
-2 h -60 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h 13 -/ -
-12 h 16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
8/ 5 0.3 1x10^2
8/ 4 0.3 1x10^2
8/ 3 0.3 2x10^2
8/ 2 0.6 3x10^3
8/ 1 2.0 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/31 13:48 太陽風はやや高速の状態です。太陽は比較的落ち着いています。
2023/ 8/ 1 15:10 太陽風はやや低速です。太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。
2023/ 8/ 2 14:43 太陽風磁場の強まりが到来しています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 8/ 3 14:03 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も強まりました。
2023/ 8/ 4 13:20 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。7月の黒点相対数は 159.1 でした。
最新のニュース

2023/ 8/ 5 12:41 更新
太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

10nTに強まっていた太陽風の磁場が、さらに強まっています。
初めの変化は、昨夕、4日16時(世界時4日7時)で、
10nTから15nTへ急に上昇しています。
その後、半日近くこの状態が続き、
今朝くらいから10nTへ一旦下がったのですが、
5日11時(世界時5日2時)に二つ目の強まりが到来して、
磁場強度は23nTへ変化しています。

太陽風の速度は、400km/秒と平均的な状態が続いていて、
二つ目の変化で450km/秒に上昇していますが、
変化としては小幅です。

8月11日のニュースで紹介した
1日未明のフィラメント噴出により発生した
CME(コロナ質量放出)の乱れが到来したのでしょうか。
その場合、到来まで4日半かかったことになります。

太陽風磁場の南北成分は、
太陽風のグラフの中ほど、
今日に入った頃から南向きに強まり始め、
-10nTに達する大きい変化が続いています。
このため、磁気圏の活動は活発になっていて、
AE指数は、1000nTに達する大きい変化が
連続的に発生しています。

Dst指数の速報値は-60nTまで変化していて
(Dst指数は、マイナス方向に変化が大きくなります)、
この後、さらに変化が大きくなる可能性があります。


太陽は、北西(右上)の3386黒点群で、
M1.9の中規模フレアが発生しています。

また、グラフの最後のC9.7の小規模フレアは、
南西の端(右下)に沈んだ3380群で発生した様です。



Dst指数の速報値は、-60nTの変化になっています。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。