宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:03)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
また、M3.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 3 13:26 C2.9
12:26 C3.4
11:11 C4.1
10:31 C3.7
06:11 C7.9
04:10 M1.1
01:51 C6.6
01:03 M1.3
00:14 C5.4
8/ 2 23:48 M1.7
20:11 C9.4
19:45 M1.2
16:52 M1.3
15:50 C5.2
14:09 C4.7
13:37 C3.5
09:16 C7.8
06:39 M1.0
04:50 C5.2
8/ 1 23:00 M1.4
21:40 C5.5
19:38 C6.5
17:56 M1.5
15:28 M3.6
14:33 M1.3
13:28 M2.2
10:41 M1.2
10:22 C4.5
09:11 C4.4
07:36 C5.4
03:05 C2.4
00:08 C2.7

黒点  8/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
3380 10 βγ M4
3386 6 β C3
3387 4 β ---
3388 1 α ---
3389 6 α ---
3390 2 β ---
3391 2 β ---
3392 13 β C4
3393 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 352 -1.1
-2 h 336 -0.3
-4 h 350 +0.1
-6 h 369 +0.3
-8 h 379 -1.4
-10 h 386 -2.6
-12 h 380 -0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -18 -/ -
-2 h -29 -/ -
-4 h -36 -/ -
-6 h -42 -/ -
-8 h -44 -/ -
-10 h -45 -/ -
-12 h -54 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
8/ 3 0.3 1x10^2
8/ 2 0.6 3x10^3
8/ 1 2.0 2x10^3
7/31 12.7 1x10^3
7/30 87.2 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/29 12:21 太陽風は平均的な状態です。M4.1の中規模フレアが発生しました。
2023/ 7/30 13:41 29日朝にハロー型のCMEが発生し、太陽風の変化が到来しそうです。
2023/ 7/31 13:48 太陽風はやや高速の状態です。太陽は比較的落ち着いています。
2023/ 8/ 1 15:10 太陽風はやや低速です。太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。
2023/ 8/ 2 14:43 太陽風磁場の強まりが到来しています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2023/ 8/ 3 14:03 更新
太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も強まりました。

担当 篠原

昨日のニュースの後、
強度が10nTに強まっていた太陽風磁場の南北成分が
南向きに強まるようになり、
-5〜-10nTの状態が深夜にかけて続きました。
速度は400km/秒と平均的な状態でした。

これにより磁気圏の活動が強まって、
AE指数では500〜1000nTの中・大規模の変化が
7時間程度続いています。

その後、磁場強度は5nTに下がり、
南北成分は0nT付近で小さく変化する様に傾向が変わっています。
磁気圏も穏やかになって、
AE指数の後半は変化が見られなくなっています。

速度は350km/秒に下がり、
現在の太陽風は低速になっています。


太陽は、南西の端(右下)に近付いた
3380黒点群の活動が続いていて、
昨日のニュース以降も、
M1.3、M1.2、M1.7、M1.3、M1.1と
中規模フレアの発生が続いています。

また、南東の端(左下)では、
C6.6、C7.4などの小規模フレアが発生し、
可視光写真では、新しい黒点が現れています。
今後の活動に注目して下さい。

SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
昨夕、2日18時(世界時2日9時)に、
太陽の右下に向かって
CME(コロナ質量放出)が発生しています。

この頃の太陽を見ると、
GOES衛星SUVI 195では、中心部の西側(右側)で
コロナの弱い爆発の様な変化が発生しています。
これがCMEに繋がっているのかもしれません。
その場合、太陽風の変化は地球に到来する可能性があります。
3〜4日くらいかかると考えると、
5日の夜から6日頃でしょうか。

あるいは、太陽の向こう側で発生したCMEかもしれません。
その場合は、地球への影響はありません。




太陽の右下に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の中心部の西側で発生した現象。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。