宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:41)
今日、M1.7の中規模フレアが発生しました。
また、M4.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/28 10:35 C7.5
10:06 C7.7
07:05 M1.7
01:38 C3.5
7/27 22:45 C5.1
21:19 C3.2
20:23 C2.8
18:29 M1.9
16:26 C5.6
15:11 C3.9
13:41 C4.8
13:13 C4.7
11:19 C4.0
10:03 C5.4
09:28 C6.6
07:46 C9.2
06:46 C3.8
00:51 M2.0
00:17 C7.9
7/26 22:08 C4.4
21:23 C4.5
19:21 M4.6
17:10 C8.3
15:24 C5.6
15:07 C5.2
14:09 C9.1
12:58 M1.2
09:26 C5.5
08:41 C4.3
06:09 M1.6
05:26 C4.1

黒点  7/28 (NOAA)
磁場 フレア
3376 5 β M5
3377 2 β ---
3379 7 β ---
3380 7 β M2
3382 1 α ---
3384 4 β ---
3385 1 α ---
3386 11 β ---
3387 2 α C4
3388 3 β M2
3389 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 393 +0.3
-2 h 397 +2.2
-4 h 403 +0.8
-6 h 413 +2.1
-8 h 420 +1.8
-10 h 426 -0.9
-12 h 429 -0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -15 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
7/28 0.3 1x10^3
7/27 0.3 2x10^3
7/26 2.7 4x10^2
7/25 7.5 8x10^2
7/24 0.5 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 7/23 14:11 太陽風は平均的な状態です。CMEの発生が続いています。
2023/ 7/24 14:27 太陽風は平均的な状態です。CMEが発生しています。
2023/ 7/25 13:41 太陽風は平均的な状態です。太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。
2023/ 7/26 15:56 CMEによる太陽風の急な変化が到来しました。磁気圏の活動も強まっています。
2023/ 7/27 13:55 太陽風速度の高まりが続いています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2023/ 7/28 13:41 更新
太陽風は平均的な状態です。太陽の向こう側でCMEが発生しました。

担当 篠原

500km/秒台を割った太陽風の速度はゆっくりと下がり、
今朝以降は400km/秒と平均的な状態で安定しています。
磁場強度は、小幅ですが7nTから6nTへ下がり、
こちらも平均的な状態です。

磁場の南北成分は、弱い北寄りの傾向が続いています。
このため磁気圏は穏やかで、
AE指数は、太陽風磁場が弱い南向きになった時間帯に
300nTの小規模の変化が発生していますが、
その他はほとんど変化がありません。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特になく、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。


今朝、28日6時半(世界時27日21時半)に、
太陽の左側へ飛び出すCME(コロナ質量放出)が発生しました。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

太陽のこちら側ではこの時間帯に特に変化は見られず、
太陽の向こう側で発生した現象の様です。
GOES衛星SUVI 195の動画を見ると、
太陽の東端(左側)のコロナが
28日6時(世界時27日21時)頃に揺らぐ様子が見えています。
この時に活動が発生した様です。

向こう側の現象なので、地球への影響はありません。
この後、活動を起こした領域が現れるかどうか、
注目してください。

太陽のこちら側では、
昨夕、27日18時半(世界時27日9時半)に、
西の端(右側)の向こう側に進んだ3376黒点群で
M1.9の中規模フレアが、
今朝、28日7時(世界時27日22時)に
南東の端近く(左下)の3388群でM1.7の中規模フレアが
それぞれ発生しています。

中心部南側(下側)の3380群でも、
小さい活動が頻繁に発生しています。




太陽の東端の向こう側で発生したCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEの頃に、東端のコロナが揺らぐ様子が見えています。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。