宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 7/23 14:11 更新 太陽風は平均的な状態です。CMEの発生が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 400km/秒から450km/秒へ少し上がっていますが、 平均的な状態で推移しています。 磁場強度は、8nTから6nTへゆっくりと下がり、 現在は平均的な状態です。 磁場の南北成分は、やや北寄りで変化しています。 磁気圏は穏やかで、 AE指数は、途中から変化のない状態になっています。 SOHO衛星LASCO C2、C3で、 昨日の昼、22日13時(世界時22自治4時)頃に、 太陽の右側に飛び出すCME(コロナ質量放出)が観測されています。 昨日紹介したM3.1フレアに関係している様ですが、 SDO衛星の画像を見ると、 同じ頃に西の端の向こう側で噴出が発生している様で、 2つのCMEが重なって見えている可能性があります。 そして、深夜から今朝にかけて、 太陽の北東側(左上)でフィラメント噴出の発生が続いています。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 初めに太陽の中心寄りの領域で 23日1時(世界時22日16時)頃にフィラメント噴出が発生し、 続いて、北東の端に近い2か所で、 23日5時半(世界時22日20時半)に フィラメント噴出とプロミネンス噴出が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 初めの噴出に関係するCMEは見つけられず、 後半のCMEが左上に飛び出しています。 初めのフィラメント噴出は中心に近いため、 CMEが発生していれば、 磁場の強まりなどの太陽風の変化が 地球へやって来る可能性があります。 3日後の26日頃でしょうか。 太陽の右側へ噴出するCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の北東側で発生したフィラメント噴出。 (c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左上へ噴出するCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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