宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2023/ 7/26 15:56 更新 CMEによる太陽風の急な変化が到来しました。磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 今朝、26日7時(世界時25日22時)に、 太陽風の急な強まりが観測されました。 ACE衛星によると、速度は390km/秒から550km/秒へ、 磁場強度は6nTから15nT程度へそれぞれ高まっています。 速度が500km/秒台まで高まっているので、 24日のニュースでお知らせした、 23日深夜に発生したCME(コロナ質量放出)による乱れが 到来したのかもしれません。 その場合、地球まで2日半くらいかかったことになります。 地磁気観測所のデータを参照すると、 26日7時半(世界時25日22時半)に 磁場の急な強まりが観測されています。 現在の太陽風は、 速度は470km/秒とやや高速くらいに下がっていますが、 磁場強度は10nTに強まった状態です。 磁場の南北成分は、 -5nTを超えるくらいの南向きの変化が頻繁に発生していて、 AE指数は、500〜1000nTくらいの中規模の変化が 連続的に発生しています。 この後、太陽風の強まりは次第に落ち着いて、 穏やかな状態に戻っていくでしょう。 太陽は、南東(左下)の3380黒点群で、 M1.6の中規模フレアやC9.1の小規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 この領域の活動は続くでしょうか。 (c) 気象庁地磁気観測所 3380黒点群で発生したM1.6、C9.1のフレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |