宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (17:04)
今日、C5.6の小規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/28 11:15 C3.3
07:13 C4.4
01:33 C5.6
6/27 23:52 M1.2
15:54 C5.3
15:01 C2.9
10:09 C2.9
08:00 C3.6
04:48 C3.4
01:11 M1.6
6/26 21:15 C7.5
20:45 C2.9
15:26 C3.0
12:52 C7.0
11:24 C2.1
10:31 C2.2
06:56 C6.8
05:19 C4.5

黒点  6/28 (NOAA)
磁場 フレア
3337 1 α C7
3339 3 β C2
3340 17 βγ M2
3341 2 β C6
3345 1 α ---
3348 5 β ---
3351 2 β C3
3354 19 βγ C4
3355 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
16:56 455 -2.3
-2 h 449 +0.9
-4 h 461 -2.2
-6 h 457 -0.8
-8 h 463 -0.5
-10 h 476 -2.9
-12 h 486 +1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
16:30 7 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
6/28 0.3 6x10^3
6/27 0.4 2x10^3
6/26 0.3 1x10^3
6/25 0.4 4x10^3
6/24 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 6/23 13:44 M4.8の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 6/24 09:29 太陽風は平均的な速度ですが、磁場が少し強まっています。
2023/ 6/25 13:31 太陽風は高速になっています。磁気圏活動が一時的に強まりました。
2023/ 6/26 13:53 高速の太陽風が続いています。Cクラスのフレアが続いています。
2023/ 6/27 13:47 高速の太陽風が続いています。磁場が南寄りで、磁気圏もやや活動的です。
最新のニュース

2023/ 6/28 17:04 更新
3354黒点群が大きくなっています。高速太陽風は終わっています。

担当 篠原

太陽の中心部北側の3354黒点群が、さらに大きくなっています。
昨日からの変化をSDO衛星の可視光写真の動画で紹介します。
規模はC1〜4と小規模ですが、
今朝くらいからフレアの発生も増えています。
この後、活動は強まるでしょうか。

フレアとしては、28日0時(世界時27日15時)に、
北西の端近く(右上)の3340黒点群で
M1.2の中規模フレアが発生しています。

そして、28日2時(世界時27日17時)頃に、
3354黒点群付近でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
やや見にくいですが、黒い筋が左上に噴き上がる様子が見えています。

この噴出により、SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の左上にCME(コロナ質量放出)が広がっています。
発生地点が太陽の中心に近いので、
磁場の強まりなどの太陽風の乱れが
地球へもやって来るかもしれません。


太陽風は、速度が450km/秒へ下がり、
高速の状態は終わっています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、弱い南寄りが続いていて、
AE指数は、300〜700nTくらいの変化が繰り返し発生しています。
速度が下がってきたので、この後の変化は小さくなりそうです。




今日も更新が遅くなり申し訳ありません。
水曜日は、7月終わりまでは遅い時間になりそうです。




3354黒点群のこの1日の発達の様子。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の中心部北東側で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左上に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。