宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 6/28 17:04 更新 3354黒点群が大きくなっています。高速太陽風は終わっています。 担当 篠原 太陽の中心部北側の3354黒点群が、さらに大きくなっています。 昨日からの変化をSDO衛星の可視光写真の動画で紹介します。 規模はC1〜4と小規模ですが、 今朝くらいからフレアの発生も増えています。 この後、活動は強まるでしょうか。 フレアとしては、28日0時(世界時27日15時)に、 北西の端近く(右上)の3340黒点群で M1.2の中規模フレアが発生しています。 そして、28日2時(世界時27日17時)頃に、 3354黒点群付近でフィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 やや見にくいですが、黒い筋が左上に噴き上がる様子が見えています。 この噴出により、SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽の左上にCME(コロナ質量放出)が広がっています。 発生地点が太陽の中心に近いので、 磁場の強まりなどの太陽風の乱れが 地球へもやって来るかもしれません。 太陽風は、速度が450km/秒へ下がり、 高速の状態は終わっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、弱い南寄りが続いていて、 AE指数は、300〜700nTくらいの変化が繰り返し発生しています。 速度が下がってきたので、この後の変化は小さくなりそうです。 今日も更新が遅くなり申し訳ありません。 水曜日は、7月終わりまでは遅い時間になりそうです。 3354黒点群のこの1日の発達の様子。 (c) SDO衛星HMII (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の中心部北東側で発生したフィラメント噴出。 (c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左上に広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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