宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 6/21 14:08 更新 X1.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 21日1時半(世界時20日16時半)に、 太陽の南東の端近く(左下)の3341黒点群で、 X1.1の大規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 Xクラスに達するフレアの発生は、 3月29日のX1.2以来で、およそ3か月ぶりです。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽の左側に飛び出すCME(コロナ質量放出)が観測されています。 地球に対して横向きの噴出なので、影響はないでしょう。 X線グラフを見ると、 X1.1の前に、M1.0、M1.8、M1.0と 中規模フレアが3回発生しています。 これらは、南西の端(右下)の3342群で発生しています。 この領域はこの後見えなくなります。 3341群の活動は、この後も続くでしょうか。 太陽風は、速度が400〜450km/秒の間で変化していて、 平均的な状態が続いています。 磁場強度は、8nTから6nTへゆっくり下がって、 平均的な値になっています。 磁場の南北成分は、 グラフの後半で南向きの変化が見られる様になっています。 AE指数は、500nT程度の変化が時間をおいて発生していて、 磁気圏はある程度活動的です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、 中心部はぼんやりと光っていて、 コロナホールは特に見えていません。 この後、太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左に向かって広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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