宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 6/16 14:01 更新 太陽風の速度が600km/秒台に高まり、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 太陽風の速度が高まって、今朝以降、600km/秒台に達しています。 昨日の午後から太陽風の磁場強度が少しずつ強まり、 夜には10nTへ達し、今朝早くには一時的に20nTに達しています。 350km/秒と低速だった太陽風の速度も、 昨夜遅くに400km/秒を超えて上がり始め、 今朝早くに600km/秒に達して、 現在は700km/秒近くまで高まっています。 太陽の西側に進んでいたコロナホールの影響が始まった様です。 27日周期の図を見ると、 前周期も5月20日から速度の高まりが発生しています。 この変化が回帰してきた様です。 太陽風磁場の南北成分は、 -5〜 -10nT程度の南向きの変化が頻繁に発生しています。 速度の高まりと重なって、 磁気圏の活動は活発になっています。 AE指数は、データが一部欠けていて、 グラフは正確な値になっていない様ですが、 1000nTに達する大きい変化が発生しています。 現在の太陽風磁場は強度が7nTに下がり、 強まりは一段落しています。 速度の上昇もこの辺りで落ち着きそうです。 27日周期の図では、 前周期の高速風は9日ほど続いています。 今回はどうなるでしょうか。 太陽は、昨夜、15日21時半(世界時15日12時半)に、 南東(左下)の3336黒点群で、 C9.7とMクラス寸前の小規模フレアが発生しました。 その後は、北東(左上)の3338群で C2〜3の小規模フレアが発生した程度です。 太陽の東側に黒点が目立っていますが、 この後、どの様な活動が見られるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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