宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:01)
今日、C3.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/16 11:35 C3.5
6/15 21:37 C9.7
18:07 C2.7
12:13 C6.0
08:30 C5.0
07:52 C6.6
05:32 C3.6
00:08 C3.7
6/14 09:54 C3.6
05:21 C3.8
02:32 C6.3

黒点  6/16 (NOAA)
磁場 フレア
3329 1 α C3
3331 2 α ---
3333 7 β C2
3334 1 α C6
3335 9 β C4
3336 9 β M1
3337 1 α ---
3338 2 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 681 -4.0
-2 h 608 -2.6
-4 h 621 -3.8
-6 h 624 +4.8
-8 h 471 -1.5
-10 h 451 -5.2
-12 h 414 -7.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -32 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -28 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h 18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
6/16 0.4 2x10^2
6/15 0.4 3x10^2
6/14 0.4 2x10^2
6/13 0.4 2x10^2
6/12 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 6/11 13:18 太陽風磁場が強まっています。速度は低速の状態です。
2023/ 6/12 13:03 太陽風は平均的な状態に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 6/13 12:49 太陽風の速度は少し高めです。磁気圏は穏やかです。
2023/ 6/14 16:36 プロミネンス噴出が発生しています。太陽風は低速になっています。
2023/ 6/15 12:45 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。小規模フレアが続いています。
最新のニュース

2023/ 6/16 14:01 更新
太陽風の速度が600km/秒台に高まり、磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

太陽風の速度が高まって、今朝以降、600km/秒台に達しています。

昨日の午後から太陽風の磁場強度が少しずつ強まり、
夜には10nTへ達し、今朝早くには一時的に20nTに達しています。
350km/秒と低速だった太陽風の速度も、
昨夜遅くに400km/秒を超えて上がり始め、
今朝早くに600km/秒に達して、
現在は700km/秒近くまで高まっています。

太陽の西側に進んでいたコロナホールの影響が始まった様です。
27日周期の図を見ると、
前周期も5月20日から速度の高まりが発生しています。
この変化が回帰してきた様です。

太陽風磁場の南北成分は、
-5〜 -10nT程度の南向きの変化が頻繁に発生しています。
速度の高まりと重なって、
磁気圏の活動は活発になっています。
AE指数は、データが一部欠けていて、
グラフは正確な値になっていない様ですが、
1000nTに達する大きい変化が発生しています。

現在の太陽風磁場は強度が7nTに下がり、
強まりは一段落しています。
速度の上昇もこの辺りで落ち着きそうです。

27日周期の図では、
前周期の高速風は9日ほど続いています。
今回はどうなるでしょうか。


太陽は、昨夜、15日21時半(世界時15日12時半)に、
南東(左下)の3336黒点群で、
C9.7とMクラス寸前の小規模フレアが発生しました。

その後は、北東(左上)の3338群で
C2〜3の小規模フレアが発生した程度です。

太陽の東側に黒点が目立っていますが、
この後、どの様な活動が見られるでしょうか。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。