宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:49)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
また、M2.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/19 12:37 M1.4
10:48 C6.1
07:27 C2.7
6/18 22:29 M2.5
13:52 C2.5
09:26 M1.3
01:53 C4.4
6/17 19:30 C3.0
04:55 M1.0
01:03 C1.8

黒点  6/19 (NOAA)
磁場 フレア
3331 2 α M1
3332 2 α ---
3333 13 βγ ---
3335 18 βγ C4
3336 5 β M3
3338 6 β ---
3339 1 α C2
3340 6 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 393 +0.4
-2 h 380 +0.4
-4 h 388 -1.2
-6 h 391 -2.0
-8 h 391 -3.4
-10 h 383 -3.0
-12 h 388 -3.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -3 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -28 -/ -
-10 h -34 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^3
6/19 0.3 8x10^3
6/18 0.4 5x10^3
6/17 0.4 2x10^3
6/16 0.4 4x10^2
6/15 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 6/14 16:36 プロミネンス噴出が発生しています。太陽風は低速になっています。
2023/ 6/15 12:45 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。小規模フレアが続いています。
2023/ 6/16 14:01 太陽風の速度が600km/秒台に高まり、磁気圏の活動も強まっています。
2023/ 6/17 13:28 高速の太陽風が続いていますが、速度は少し下がっています。
2023/ 6/18 10:48 高速太陽風は終わりかけています。フィラメント噴出が発生しました。
最新のニュース

2023/ 6/19 13:49 更新
M2.5、M1.4のフレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨夜、18日22時半(世界時18日13時半)に、
太陽の南東(左下)の3336黒点群で、
M2.5の中規模フレアが発生しました。
3336群では、昨日の朝のM1.3に続いての
Mフレアの発生です。

SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、
CME(コロナ質量放出)は左下に向かって発生しています。
広がりは小さい様で、地球への影響はなさそうです。

また、19日11時(世界時19日時)に、
北東(左上)の3338群で、
C6.0の小規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131と193の動画を掲載します。

茶色の写真の193では、
コロナが広い範囲で変化しています。
弱いCMEが発生しているかもしれません。
その場合、太陽の中心に近いので、
太陽風の磁場の乱れなどが到来する可能性があります。

そして、先ほど、19日12時半(世界時19日3時半)に、
南東の端でM1.4の中規模フレアが発生しました。
この領域では、しばらく前から小さい活動が続いていました。
可視光写真では、南東の端に黒点が見え始めていますが、
この領域でしょうか。


太陽風は、昨日の午後に400km/秒まで速度が下がり、
平均的な状態に戻りました。
その後も390km/秒前後で安定した状態が続いています。

太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な値に戻っています。
磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。
磁気圏ではある程度の活動が続いていて、
AE指数は500nT前議の変化が連続しています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールが西側に次第に進んでいます。
この後、影響がやって来て、
太陽風速度の高まりが見られるでしょうか。




3336黒点群で発生したM2.5の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下に噴出するCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3338群で発生したC6.0の小規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131、193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。