宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:06)
今日、M2.5の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/10 08:37 C2.4
01:51 M2.5
6/ 9 23:30 C4.5
22:36 C3.1
08:58 C2.1
6/ 8 19:11 C4.8
13:46 C7.3
11:50 C3.2
03:24 C9.2

黒点  6/10 (NOAA)
磁場 フレア
3320 1 α ---
3321 1 α C2
3323 12 β C1
3326 1 α ---
3327 33 βγ C9
3329 9 β ---
3330 1 α ---
3331 3 β M3
3332 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 301 -0.3
-2 h 311 +2.9
-4 h 313 +3.0
-6 h 315 +1.4
-8 h 297 +1.0
-10 h 298 -4.0
-12 h 286 -3.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 9 -/ -
-2 h 13 -/ -
-4 h 6 -/ -
-6 h 9 -/ -
-8 h 14 -/ -
-10 h 18 -/ -
-12 h 21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 4x10^1
6/10 0.3 3x10^2
6/ 9 0.3 2x10^2
6/ 8 0.4 2x10^2
6/ 7 0.4 2x10^2
6/ 6 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星電子 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 6/ 5 14:31 太陽風は低速です。フィラメント噴出が発生しています。
2023/ 6/ 6 12:10 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽も穏やかな状態です。
2023/ 6/ 7 17:19 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。C7.1の小規模フレアが発生しています。
2023/ 6/ 8 12:41 太陽風の小さい乱れが到来しています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 6/ 9 12:49 太陽風は更に低速になっています。5月の黒点相対数は 137.9 でした。
最新のニュース

2023/ 6/10 14:06 更新
太陽風はかなり低速になりました。M2.5の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、
昨日のニュース以降280km/秒へ下がり、
かなり低速になりました。
今日未明からは300km/秒へ戻っていますが、
低速の状態は続いています。
磁場強度は、3〜5nTとやや弱くなっています。

磁気圏は静穏で、
AE指数は小規模の変化が1回起きている程度です。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールが北西(右上)と南西(右下)へ進んでいます。
これから影響がやって来るでしょうか。
また、東側(左側)の赤道付近にコロナホールが見えています。
次の注目はこの領域になりそうです。


太陽では、今日未明、10日5時(世界時9日17時)に、
南東側(左下)の3331黒点群で、
M2.5の中規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

このフレアに伴って、
太陽の左下に広がるCME(コロナ質量放出)が発生しています。
地球に対して斜め方向の噴出なので、
3日後くらいに太陽風の小規模の乱れがやって来るかもしれません。



3331黒点群で発生したM2.5の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下側に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。