宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:15)
今日、M5.2の中規模フレアが発生しました。
また、M8.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/21 12:52 C4.9
11:18 M1.4
07:56 M5.2
05:59 C6.1
04:39 C4.3
03:45 M1.1
03:03 C4.7
02:38 C3.7
01:47 C4.9
01:15 C3.8
5/20 23:53 M5.6
23:18 C7.2
21:17 M8.9
19:48 M1.6
19:08 C6.7
18:20 M1.1
16:17 M6.5
15:43 M1.0
14:39 C3.2
13:39 C6.9
13:20 C3.2
12:04 C5.1
11:26 C5.4
09:37 C2.7
09:16 C2.9
05:20 M2.7
04:40 M2.3
04:08 C5.1
02:14 C5.3
01:15 C5.9
00:32 C2.9
5/19 21:20 C6.1
19:02 C4.0
16:30 C4.7
15:21 C5.7
13:41 M2.5
11:50 M1.6
09:41 M5.3
09:05 C5.1
07:28 C7.9
05:52 M4.5
05:15 M3.8
02:23 M1.1
00:46 C4.0

黒点  5/21 (NOAA)
磁場 フレア
3302 1 α ---
3305 15 β C5
3308 8 β ---
3310 6 β C5
3311 18 βγδ M9
3312 6 β M1
3313 1 α ---
3314 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 488 -1.3
-2 h 548 -1.1
-4 h 566 -0.6
-6 h 582 -2.6
-8 h 574 -0.4
-10 h 537 +0.3
-12 h 556 +1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -21 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -43 -/ -
-6 h -40 -/ -
-8 h -46 -/ -
-10 h -57 -/ -
-12 h -60 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
5/21 0.4 2x10^2
5/20 0.4 7x10^2
5/19 0.6 2x10^2
5/18 0.7 2x10^2
5/17 0.8 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 5/16 15:09 太陽風はやや高速です。磁気圏もやや活動的になっています。
2023/ 5/17 17:24 M9.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 5/18 12:35 太陽の北東の端でフレアが続いています。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 5/19 13:46 3311黒点群で、M5.3、M4.5などの中規模フレアが多数発生しています。
2023/ 5/20 15:27 M2.3、M2.7の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりが到来しています。
最新のニュース

2023/ 5/21 13:15 更新
3311黒点群でMフレアが続いています。太陽風は高速になっています。

担当 篠原

太陽の3311黒点群の活動が続いています。
昨日のニュースの後、夕方にかけて、M1.0、M6.4、
夜に入って、M1.6、M8.9、M5.6と続き、
今朝から現在にかけて、M1.1、M5.1、M1.4と
Mクラスの中規模フレアだけで8回発生しています。

これらの活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
次々に明るい輝きが発生しています。

一方、SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CME(コロナ質量放出)は特に発生していない様です。

可視光写真では、黒点群は現在も広がりは大きく、
引き続き活動に注目して下さい。

太陽ではこの他に、
南東(左下)の3312群で、M1.1の中規模フレア、
北西(右上)の3305群で、C5.1、C6.4の小規模フレア
などが発生しています。


太陽風は、昨夜にかけて15nTの磁場の強まりが続きましたが、
深夜以降は次第に低下して、
現在は5nTと平均的な状態に戻っています。

反対に、太陽風の速度はゆっくりと上昇が続き、
今朝早くには550〜600km/秒まで高まった様です。
その後は一段下がり、
現在は480km/秒とやや高速くらいになっています。

太陽風磁場の南北成分は、
昨日の夕方まで南向きの強まりが見られ、
AE指数では、1000nTの大きい変化が発生しています。
その後磁場は、弱い北寄り、弱い南寄りと傾向が変わり、
AE指数も、一旦変化が無くなって、
その後は小規模の変化が続いています。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部の南側にコロナホールが広がっています。
現在の高速太陽風に続く形で、
この領域の影響が始まりそうです。



3311黒点群の活動の様子。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3311黒点群の拡大写真。
(c) SDO衛星 (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。