宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 5/17 17:24 更新 M9.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 今週も更新時間が遅くなり申し訳ありません。 水曜日はもうしばらくこの状態になりそうです。 太陽で大きい活動が起きています。 今日未明、17日1時半(世界時16日16時半)に、 南東の端(左下)の少し向こう側で M9.6とXクラス直前の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 フレアの一部しか見えていないので、 実際にはXクラスに達する規模だったのかもしれません。 可視光写真では、ちょうど黒点が見え始めたところです。 今後も活動が続くのか注目してください。 また、SOHO衛星LASCO C2、C3では、 M9.6フレアと同じ頃、17日2時(世界時16日17時)に、 太陽の右に向かって激しく噴き出すCME(コロナ質量放出)が 観測されています。 太陽の向こう側で発生した現象なので、 地球への影響はありません。 数日前に西の端に沈んで行った活動的な領域で 発生したのでしょうか。 太陽風は、速度が480km/秒から440km/秒へ下がり、 平均的な状態に戻っています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態で安定しています。 磁場の南北成分は、0nT付近か北寄りで、 磁気圏は穏やかに推移しています。 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の南東側にコロナホールが見えている様です。 この領域が中心線を過ぎるまでは、 太陽風は穏やかに推移しそうです。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の西の向こう側で発生したCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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