宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (17:24)
今日、M9.6の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/17 12:41 C2.9
01:33 M9.6
5/16 21:03 C4.5
18:45 C2.0
5/15 16:23 C2.9
09:46 C3.4

黒点  5/17 (NOAA)
磁場 フレア
3301 6 α ---
3302 4 α ---
3304 2 α ---
3305 18 β C2
3306 2 α C3
3307 2 α ---
3308 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
17:14 436 +3.1
-2 h 439 +4.6
-4 h 444 +1.9
-6 h 454 -0.0
-8 h 448 +2.0
-10 h 462 +1.5
-12 h 459 +1.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
16:30 4 -/ -
-2 h -1 -/ -
-4 h 6 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 3x10^1
5/17 0.8 3x10^2
5/16 0.3 4x10^2
5/15 0.3 3x10^2
5/14 0.3 5x10^2
5/13 0.3 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 5/12 13:25 高速の太陽風が続いています。CMEによる乱れはまだです。
2023/ 5/13 13:59 CMEによる太陽風の乱れが到来しましたが、磁気圏の活動は強まりませんでした。
2023/ 5/14 12:31 太陽風磁場の一時的な強まりが到来しました。現在は平均的な状態です。
2023/ 5/15 12:51 太陽風は高速になっています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 5/16 15:09 太陽風はやや高速です。磁気圏もやや活動的になっています。
最新のニュース

2023/ 5/17 17:24 更新
M9.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

今週も更新時間が遅くなり申し訳ありません。
水曜日はもうしばらくこの状態になりそうです。


太陽で大きい活動が起きています。
今日未明、17日1時半(世界時16日16時半)に、
南東の端(左下)の少し向こう側で
M9.6とXクラス直前の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

フレアの一部しか見えていないので、
実際にはXクラスに達する規模だったのかもしれません。

可視光写真では、ちょうど黒点が見え始めたところです。
今後も活動が続くのか注目してください。

また、SOHO衛星LASCO C2、C3では、
M9.6フレアと同じ頃、17日2時(世界時16日17時)に、
太陽の右に向かって激しく噴き出すCME(コロナ質量放出)が
観測されています。
太陽の向こう側で発生した現象なので、
地球への影響はありません。
数日前に西の端に沈んで行った活動的な領域で
発生したのでしょうか。


太陽風は、速度が480km/秒から440km/秒へ下がり、
平均的な状態に戻っています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態で安定しています。

磁場の南北成分は、0nT付近か北寄りで、
磁気圏は穏やかに推移しています。
AE指数は小さい変化が見られる程度です。

SDO衛星AIA193では、
太陽の南東側にコロナホールが見えている様です。
この領域が中心線を過ぎるまでは、
太陽風は穏やかに推移しそうです。



南東の端の向こう側で発生したM9.6の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の西の向こう側で発生したCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。