宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:27)
今日、M2.7の中規模フレアが発生しました。
また、M5.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/20 14:39 C3.2
13:39 C6.9
13:20 C3.2
12:04 C5.1
11:26 C5.4
09:37 C2.7
09:16 C2.9
05:20 M2.7
04:40 M2.3
04:08 C5.1
02:14 C5.3
01:15 C5.9
00:32 C2.9
5/19 21:20 C6.1
19:02 C4.0
16:30 C4.7
15:21 C5.7
13:41 M2.5
11:50 M1.6
09:41 M5.3
09:05 C5.1
07:28 C7.9
05:52 M4.5
05:15 M3.8
02:23 M1.1
00:46 C4.0
5/18 21:41 M1.6
20:19 M2.2
20:00 C4.2
18:49 C9.6
15:50 M1.2
15:15 M1.0
13:07 C3.8
12:05 C8.6
06:40 C9.5
04:29 C5.0
03:38 C6.2
01:14 C7.4
00:22 C4.3

黒点  5/20 (NOAA)
磁場 フレア
3302 1 α ---
3305 18 β C5
3307 1 α ---
3308 15 β ---
3309 3 β C4
3310 8 β C5
3311 12 βδ M5
3312 6 β C5
3313 1 α C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:14 485 -6.5
-2 h 451 -2.5
-4 h 400 -11.7
-6 h 378 -13.8
-8 h 372 -9.4
-10 h 355 -2.9
-12 h 327 +3.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 -38 -/ -
-2 h -46 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h 26 -/ -
-10 h 15 -/ -
-12 h 13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 2x10^1
5/20 0.4 7x10^2
5/19 0.6 2x10^2
5/18 0.7 2x10^2
5/17 0.8 3x10^2
5/16 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 5/15 12:51 太陽風は高速になっています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 5/16 15:09 太陽風はやや高速です。磁気圏もやや活動的になっています。
2023/ 5/17 17:24 M9.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 5/18 12:35 太陽の北東の端でフレアが続いています。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 5/19 13:46 3311黒点群で、M5.3、M4.5などの中規模フレアが多数発生しています。
最新のニュース

2023/ 5/20 15:27 更新
M2.3、M2.7の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりが到来しています。

担当 篠原

太陽の3311黒点群の活動が続いています。
昨日のニュースの直後にM2.5の中規模フレアを起こした後も、
C3〜6程度の小規模フレアが頻繁に発生し、
今朝、20日5時(世界時19日20時)には、
M2.3、M2.7の中規模フレアが連続して起きました。
SDO衛星AIA131の動画と、
3311群の可視光写真を掲載します。

今回のフレアでも、
SOHO衛星LASCO C2で目立つ規模の
CME(コロナ質量放出)は発生していないようです。

引き続き、3311群の活動に注目して下さい。


太陽風は、今朝、20日5時半(世界時19日20時半)から
磁場強度が強まり、
7nTと平均的な状態から、初めに12nT、
その後17nT程度の強まりになっています。
CMEによって太陽風磁場の強まりが運ばれてきたのでしょうか。

太陽風の速度は、340km/秒の低速の状態から、
グラフの最後は480km/秒とやや高速になっています。

磁場の南北成分は、磁場の強まりと共に南向きに強まり、
-10nTに達する変化がしばらく続いています。
この頃の太陽風の速度は平均的な状態で、
AE指数は1000nTに達する大規模な変化がしばらく続いています。

SDO衛星AIA193では、南側にコロナホールが見えています。
3日後くらいからこれらの領域の影響で、
太陽風の速度が高まるかもしれません。




3311黒点群で発生した、M2.3、M2.7の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3311黒点群の拡大写真。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。