宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 5/20 15:27 更新 M2.3、M2.7の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりが到来しています。 担当 篠原 太陽の3311黒点群の活動が続いています。 昨日のニュースの直後にM2.5の中規模フレアを起こした後も、 C3〜6程度の小規模フレアが頻繁に発生し、 今朝、20日5時(世界時19日20時)には、 M2.3、M2.7の中規模フレアが連続して起きました。 SDO衛星AIA131の動画と、 3311群の可視光写真を掲載します。 今回のフレアでも、 SOHO衛星LASCO C2で目立つ規模の CME(コロナ質量放出)は発生していないようです。 引き続き、3311群の活動に注目して下さい。 太陽風は、今朝、20日5時半(世界時19日20時半)から 磁場強度が強まり、 7nTと平均的な状態から、初めに12nT、 その後17nT程度の強まりになっています。 CMEによって太陽風磁場の強まりが運ばれてきたのでしょうか。 太陽風の速度は、340km/秒の低速の状態から、 グラフの最後は480km/秒とやや高速になっています。 磁場の南北成分は、磁場の強まりと共に南向きに強まり、 -10nTに達する変化がしばらく続いています。 この頃の太陽風の速度は平均的な状態で、 AE指数は1000nTに達する大規模な変化がしばらく続いています。 SDO衛星AIA193では、南側にコロナホールが見えています。 3日後くらいからこれらの領域の影響で、 太陽風の速度が高まるかもしれません。 3311黒点群で発生した、M2.3、M2.7の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3311黒点群の拡大写真。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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