宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 5/ 9 13:58 更新 M2.3、M6.5の中規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れに注目してください。 担当 篠原 昨日の朝にM1.5、M1.6のフレアを起こした 太陽中心部北西(右上)の3296黒点群で、 今朝、9日5時(世界時8日20時)にM2.3、 今日の昼、9日12時半(世界時9日3時半)にM6.5と、 2つの中規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131による動画をそれぞれ掲載します。 X線グラフを見ると、 今回は強度の高まりが短い時間で終わっています。 目立つ規模のCME(コロナ質量放出)は 発生していない様に思います。 この後のSOHO衛星LASCO C2、C3に注目してください。 太陽風は、昨日までは500km/秒前後の 高速の風が続いていましたが、 今日に入ると一段下がり、 現在は450km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度も、グラフの前半は5〜8nTと少し強めでしたが、 最後は4〜5nTと少し下がっています。 磁場の南北成分は、 グラフの途中から南寄りで推移する様になっています。 このため、磁気圏の活動も強まり、 AE指数の後半では500〜1000nTの 中規模の変化が続く様になっています。 今夜以降は、昨日のCMEによる 太陽風の乱れの到来に注目して下さい。 磁場が南向きに大きく変化すると、磁気圏の活動は激しくなります。 どの様な変化が到来するでしょうか。 3296黒点群で発生したM2.3の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3296黒点群で発生したM6.5の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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