宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:48)
今日、M1.5の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 8 11:19 C7.9
06:43 M1.5
5/ 7 20:02 C2.5
19:00 C2.0
06:46 C4.7
02:38 C1.8
5/ 6 23:55 C3.6
12:15 C5.9
09:13 C2.9
07:09 C9.7

黒点  5/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
3293 10 β C2
3294 2 α ---
3296 12 β M2
3297 18 β C3
3299 7 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 497 +2.8
-2 h 460 +2.4
-4 h 444 -0.5
-6 h 476 +6.8
-8 h 439 +10.1
-10 h 445 +7.3
-12 h 445 +2.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 12 -/ -
-2 h -1 -/ -
-4 h 3 -/ -
-6 h 18 -/ -
-8 h 21 -/ -
-10 h 20 -/ -
-12 h 38 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.9 5x10^1
5/ 8 1.9 2x10^2
5/ 7 0.4 2x10^2
5/ 6 0.4 2x10^4
5/ 5 0.4 2x10^4
5/ 4 0.5 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 5/ 3 11:23 4月の黒点相対数は 96.4 でした。水星がコロナの手前を通過しています。
2023/ 5/ 4 08:15 Mクラスの中規模フレアが5回連続で発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2023/ 5/ 5 10:26 M3.9の中規模フレアが発生しました。CMEによる乱れが到来するかもしれません。
2023/ 5/ 6 10:20 M2.1の中規模フレアが発生しました。太陽風の乱れが到来しています。
2023/ 5/ 7 13:00 太陽風は高速になり、現在は下がり始めています。太陽風の乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2023/ 5/ 8 12:48 更新
M1.5、M1.6の中規模フレアが発生し、ハロー型のCMEが広がっています。

担当 篠原

太陽の中心部北側(上側)の3296黒点群で、
今朝、8日6時班(世界時7日21時半)にM1.5、
直後の8日8時(世界時7日23時)にM1.6の
中規模フレアが発生しました。

X線強度のグラフを見ると、
自動認識のM1.5の〇印の後に、
もうひとつ強度の山が発生しています。
こちらがM1.6のピークです。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
この動画で2つの輝きを見つけるのは難しいです。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽を丸く囲むように広がる
ハロー型のCME(コロナ質量放出)が観測されています。
太陽の中心部で発生しているので、
地球へやって来るのは間違いないでしょう。

到来は明後日、10日頃でしょうか。
この後のNOAA/SWPCの太陽風予報に注目してください。


太陽風は、深夜、8日0時(世界時7日15時)頃に、
磁場強度が19nTに強まる変化が発生しています。
速度は450km/秒付近で、特に変化していません。

昨日お知らせしたNOAA/SWPCの予報通りに、
CMEの乱れが到来したのかもしれません。
その後、磁場強度はゆっくりと下がって、
現在は8nTと少し強まった状態です。

速度は500km/秒に上がって、高速になっています。

磁場の南北成分は、主に北向きに強まっています。
このため磁気圏の活動は特に高まらず、
AE指数は、グラフの最後に
600nTの中規模の変化が発生した程度です。



3296黒点群で発生した、M1.5、M1.6の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を丸く囲むように広がるハロー型のCMEが飛び出しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。