宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 5/ 8 12:48 更新 M1.5、M1.6の中規模フレアが発生し、ハロー型のCMEが広がっています。 担当 篠原 太陽の中心部北側(上側)の3296黒点群で、 今朝、8日6時班(世界時7日21時半)にM1.5、 直後の8日8時(世界時7日23時)にM1.6の 中規模フレアが発生しました。 X線強度のグラフを見ると、 自動認識のM1.5の〇印の後に、 もうひとつ強度の山が発生しています。 こちらがM1.6のピークです。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 この動画で2つの輝きを見つけるのは難しいです。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽を丸く囲むように広がる ハロー型のCME(コロナ質量放出)が観測されています。 太陽の中心部で発生しているので、 地球へやって来るのは間違いないでしょう。 到来は明後日、10日頃でしょうか。 この後のNOAA/SWPCの太陽風予報に注目してください。 太陽風は、深夜、8日0時(世界時7日15時)頃に、 磁場強度が19nTに強まる変化が発生しています。 速度は450km/秒付近で、特に変化していません。 昨日お知らせしたNOAA/SWPCの予報通りに、 CMEの乱れが到来したのかもしれません。 その後、磁場強度はゆっくりと下がって、 現在は8nTと少し強まった状態です。 速度は500km/秒に上がって、高速になっています。 磁場の南北成分は、主に北向きに強まっています。 このため磁気圏の活動は特に高まらず、 AE指数は、グラフの最後に 600nTの中規模の変化が発生した程度です。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽を丸く囲むように広がるハロー型のCMEが飛び出しています。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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