宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:00)
今日、C4.7の小規模フレアが発生しました。
また、M2.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 7 06:46 C4.7
02:38 C1.8
5/ 6 23:55 C3.6
12:15 C5.9
09:13 C2.9
07:09 C9.7
00:22 M1.2
5/ 5 16:33 M2.1
15:56 C9.5
14:16 C5.0
09:52 C2.5
06:23 C2.5

黒点  5/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
3293 10 β C3
3294 2 α ---
3296 12 β M2
3297 18 β M1
3299 7 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 463 -0.2
-2 h 473 +2.4
-4 h 509 +4.2
-6 h 511 +6.5
-8 h 523 +1.9
-10 h 510 +1.0
-12 h 523 +1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 3 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -27 -/ -
-8 h -28 -/ -
-10 h -29 -/ -
-12 h -31 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^1
5/ 7 0.4 2x10^2
5/ 6 0.4 2x10^4
5/ 5 0.4 2x10^4
5/ 4 0.5 1x10^4
5/ 3 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 5/ 2 12:10 M7.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速で、磁気圏も活動的です。
2023/ 5/ 3 11:23 4月の黒点相対数は 96.4 でした。水星がコロナの手前を通過しています。
2023/ 5/ 4 08:15 Mクラスの中規模フレアが5回連続で発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2023/ 5/ 5 10:26 M3.9の中規模フレアが発生しました。CMEによる乱れが到来するかもしれません。
2023/ 5/ 6 10:20 M2.1の中規模フレアが発生しました。太陽風の乱れが到来しています。
最新のニュース

2023/ 5/ 7 13:00 更新
太陽風は高速になり、現在は下がり始めています。太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

昨日紹介したNOAA/SWPCによる太陽風の予報が修正されて、
CME(コロナ質量放出)による乱れの到来は、
8日2時(世界時7日17時)頃となっています。
今夜以降、太陽風の変化に注目して下さい。

昨日のニュース以降、
太陽風の速度は400km/秒の状態がしばらく続きましたが、
6日15時(世界時6日6時)頃から上昇が始まって、
6日19時(世界時6日10時)頃に550km/秒まで高まりました。
太陽の南半球に見えていたコロナホールの影響がやって来た様です。
速度は、その後はゆっくりと下がり、
現在は470km/秒とやや高速くらいに戻っています。

磁場強度は、
昨日のニュースの後に、20nT近くまで強まりましたが、
速度が高まると低下が始まり、
現在は5〜6nTと平均的な状態に戻っています。

磁場の南北成分は、
昨日のニュースの時は南向きに大きく振れていましたが、
4時間ほどで北向きに切り替わりました。
AE指数を見ると、
6日のグラフの前半に、
1000nTを超える大きい変化が発生しています。

北向きになった後も、
太陽風磁場は南寄りになる時間帯があり、
6日のAE指数の真ん中の800nT前後の高まりを作っています。

コロナホールによる太陽風速度の高まりは、
短い時間で終わりそうですが、
この後のCMEによる乱れに注目してください。


太陽では、昨日の朝、6日6時(世界時5日22時)に
南西の端(右下)でC9.7の小規模フレアが発生しましたが、
この時に、コロナの激しい噴出が発生していました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

これにより、CMEが太陽の右下に噴出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
なかなか派手な広がり方に見えています。
地球に対しては横向きなので、影響はありません。

そして、昨夜、6日23時(世界時6日14時)頃に、
北西側(右上)でフィラメント噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
CMEが太陽の右上に噴出しています。
地球への影響はなさそうです。
この動画では、左下や右下に向かうCMEも見えています。
追いかけるのがなかなか大変になっています。



太陽風の乱れの到来の予報は、8日2時(世界時7日17時)頃に修正されています。
(c) NOAA/SWPC


昨日の朝に発生したC9.7フレアの頃のコロナの噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下に向かうCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北西側で発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


右上に向かって広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。