宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 5/ 1 12:05 更新 M2.4の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや高速で、磁気圏は穏やかになっています。 担当 篠原 今朝、1日5時(世界時4月30日20時)に、 太陽の北東の端(左上)の3293黒点群で、 M2.4の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 M2に達するフレアは少し久しぶりで、 4月10日のM2.8以来、3週間ぶりです。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽の左に向かって噴出するCME(コロナ質量放出)が 観測されています。 横向きの噴出なので、影響はないでしょう。 3293群は現れたばかりの領域です。 この後の活動に注目してください。 続いて、1日10時(世界時1日1時)には、 南西(右下)の3288群で M1.1の中規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131の動画の 太陽全体の写真の最後に、このフレアが見えています。 3288群では27日のM1.8以来の中規模フレアです。 太陽風は、今日もACE衛星の画像を掲載しています。 速度は550km/秒から480km/秒へ下がり、 やや高速くらいになっています。 磁場強度は4〜5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 昨日の午後から北寄りの傾向に変わっています。 このため、磁気圏の活動は穏やかになっていて、 AE指数は変化が見られなくなっています。 高速太陽風は終わりに近付いているのかもしれません。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部にコロナホールはなく、 太陽風はこの後穏やかになりそうです。 そして、5日後くらいから、 南東側(左下)のコロナホールの影響が始まるかもしれません。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左に向かうCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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