宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:05)
今日、M2.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 1 09:54 M1.1
06:27 C5.0
04:59 M2.4
4/30 23:27 C3.9
17:40 C7.3
11:09 C3.9
07:59 C3.2
04:05 C4.4
4/29 22:48 C6.1
22:19 C5.1
19:03 C8.8
17:34 C4.5
12:52 C2.9
06:13 C7.1
05:18 C4.1
04:54 C2.6
04:15 C3.1
03:14 C4.3
02:21 C2.9
00:28 C6.8

黒点  5/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
3285 7 β C4
3286 1 α ---
3288 19 βγδ C9
3289 8 β C7
3291 8 β ---
3293 2 β M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 484 +1.4
-2 h 484 +0.0
-4 h 490 +0.8
-6 h 466 +1.7
-8 h 465 +0.6
-10 h 484 +2.3
-12 h 528 +0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 0 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 9x10^3
5/ 1 0.4 2x10^4
4/30 0.4 3x10^4
4/29 0.3 2x10^4
4/28 0.3 1x10^4
4/27 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 4/26 16:15 高速の太陽風が続いています。磁気圏もやや活動的です。
2023/ 4/27 12:28 太陽風は高速の状態が続き、磁気圏も活動的です。
2023/ 4/28 14:09 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2023/ 4/29 13:24 太陽風は高速の状態が続いています。磁気圏も活動的です。
2023/ 4/30 11:16 600km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2023/ 5/ 1 12:05 更新
M2.4の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや高速で、磁気圏は穏やかになっています。

担当 篠原

今朝、1日5時(世界時4月30日20時)に、
太陽の北東の端(左上)の3293黒点群で、
M2.4の中規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
M2に達するフレアは少し久しぶりで、
4月10日のM2.8以来、3週間ぶりです。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の左に向かって噴出するCME(コロナ質量放出)が
観測されています。
横向きの噴出なので、影響はないでしょう。

3293群は現れたばかりの領域です。
この後の活動に注目してください。

続いて、1日10時(世界時1日1時)には、
南西(右下)の3288群で
M1.1の中規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131の動画の
太陽全体の写真の最後に、このフレアが見えています。
3288群では27日のM1.8以来の中規模フレアです。


太陽風は、今日もACE衛星の画像を掲載しています。
速度は550km/秒から480km/秒へ下がり、
やや高速くらいになっています。
磁場強度は4〜5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
昨日の午後から北寄りの傾向に変わっています。
このため、磁気圏の活動は穏やかになっていて、
AE指数は変化が見られなくなっています。

高速太陽風は終わりに近付いているのかもしれません。
SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部にコロナホールはなく、
太陽風はこの後穏やかになりそうです。
そして、5日後くらいから、
南東側(左下)のコロナホールの影響が始まるかもしれません。



3293黒点群で発生したM2.4の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左に向かうCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。