宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2023/ 4/30 11:16 更新 600km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽の南西側(右下)の3288黒点群で 昨日の朝、29日6時(世界時28日21時)に C7.1の小規模フレアが発生しましたが、 その後、右下側の領域と左側の領域で コロナの激しい動きが発生しています。 SDO衛星AIA193の動画を掲載します。 SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 この爆発的な動きに続いて、 太陽の下寄りにCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。 同時に左上にもCMEが飛び出していますが、 これは、別のフィラメント噴出によるものです。 CMEは下寄りに広がっていますが、 太陽の中心近くで発生しているので、 太陽風の乱れは地球方向にも向かっている可能性があります。 明日、明後日くらいに 磁場の強まりなどが到来するかもしれません。 太陽では3288群の活動が続いていて、 C8.8、C5.1、C6.0などの小規模フレアが発生しています。 黒点も目立っていて、引き続き注目してください。 太陽風は、ACE衛星の図を掲載しています。 速度は650km/秒から600km/秒に少し下がっていますが、 高速の状態が続いています。 磁場強度は4nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、南寄りの変化が続いています。 磁気圏の活動は前日よりも高まっていて、 AE指数は1000nTを超える大きい変化が2回発生しています。 グラフの最後では磁場の南向きが弱まり、 AE指数の変化も小さくなっていますが、 この後はどの様に推移するでしょうか。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部にコロナホールは見られません。 高速の太陽風はどこまで続くでしょうか。 3288黒点群の周辺で発生した爆発現象。 (c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の下寄りに広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |