宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 4/27 12:28 更新 太陽風は高速の状態が続き、磁気圏も活動的です。 担当 篠原 昨日の午後、26日15時(世界時26日6時)頃、 太陽の北東の端(左上)で、プロミネンス噴出が発生しました。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 この噴出により、太陽から左上に向かって CME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 コロナのガスの広がりがきれいに見えています。 地球に対しては横向きの噴出なので、影響はないでしょう。 太陽では、中心部南側の3288黒点群と北東の端の3289群で 規模は小さいですが、フレアが発生する様になっていて、 C2.5、C2.7、C3.1、C2.6などが起きています。 今後、X線グラフの変化が大きくなるようであれば、 注目してください。 太陽風は、高速の状態が続いている様です。 速度のグラフは、中盤までは520km/秒付近が続き、 後半はデータが乱れてしまいますが、 500km/秒台が続いている印象です。 磁場強度は、5nTから途中で10nTに急に強まり、 現在は7nTまで戻っています。 磁場の南北成分は、南北に細かく変化していて、 磁気圏の活動もある程度強まった状態です。 AE指数は、500〜900nTの中規模の高まりが、 数時間おきに発生しています。 SDO衛星AIA193では、 中心部のコロナホールが西側に進んでいて、 この領域の影響が始まっているのかもしれません。 また、北東側にも小さいコロナホールが見えています。 4日後くらいからは、 この領域の影響がやって来るかもしれません。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左上に飛び出すCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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