宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 4/22 12:31 更新 M1.7の中規模フレアが発生しました。ハロー型のCMEが発生しています。 担当 篠原 今日未明、22日2時半(世界時21日17時半)に、 太陽の中心部南西側(右下)の3283黒点群で M1.7の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 Mフレアの発生は1週間ぶりで、 世界時14日のM1.5以来です。 X線グラフを見ると、 強度の高まりが長い時間続くタイプのフレアです。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽を丸く囲むように広がるハロー型の きれいなCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。 地球直撃間違いなしという見え方ですが、 太陽風の乱れの到来まで3日くらいと考えると、 24日の夜から25日の午前中くらいでしょうか。 フレアの規模がM1台なので、 太陽風の乱れも特に大きいということはなさそうですが、 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 中心部の南半球側にコロナホールが広がっています。 ここからの高速太陽風に重なる形で乱れがやって来ると、 より強まった形で擾乱が到来するかもしれません。 注目して下さい。 太陽風は、速度は400km/秒、磁場強度は5nTと 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤から南寄りに傾向が変わっています。 このため、磁気圏の活動も高まっていて、 AE指数はグラフの途中から500〜700nTの 中規模の変化が続く様になっています。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽を丸く囲むように広がるハロー型のCMEが発生しています。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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