宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 4/20 13:51 更新 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動が活発になりました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜には500km/秒台を割り、 現在は420km/秒と平均的な速度に戻っています。 一方、磁場強度は、 7nTから12nTへゆっくり強まっています。 南北成分を見ると、昨夕、19日17時(世界時19日8時)頃に、 急に南向きに強まる変化が発生し、 -5〜 -8nT程度の南向きが6時間ほど続きました。 その後北向きに切り替わり、 現在は北向きに10nTまで強まっています。 磁場の変化の様子から、 CME(コロナ質量放出)の影響がやって来た様です。 16日のニュースでお知らせした 16日朝の噴出に関係するのかもしれません。 この場合、発生から到来まで3日半となり、 良さそうなタイミングです。 磁気圏は、磁場が南向きに強まった頃に活動的になり、 AE指数は、500〜1200nTの中・大規模の変化が 6時間ほど発生しています。 その後は、磁場が北向きになったので変化がなくなり、 現在の磁気圏は穏やかです。 この後、磁場の強まりは次第に低下に向かうと思います。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南半球の緯度が高めの領域にコロナホールが見えています。 3日後くらいにこの領域の影響がやって来るかもしれません。 太陽は、中心部北西側(右上)の 3282黒点群の活動が少し強まって、 C2〜3の小規模フレアが数回発生しています。 全体としては比較的穏やかな状態です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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