宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 4/10 13:54 更新 太陽風の弱い乱れが到来しています。速度は低速の状態です。 担当 篠原 今朝、10日7時(世界時9日22時)頃に、 太陽の弱い乱れが到来して、 磁場強度が4nTから8nTへ、 速度は300km/秒から350km/秒程度へ それぞれ小幅の変化をしています。 今日は、DSCOVR衛星のデータが途中まで乱れているので、 ACE衛星のデータも掲載します。 現在は、磁場強度は10nTへ強まっていますが、 速度は330km/秒と少し下がっています。 速度は低速の状態が続いています。 8日のニュースで、 7日夕方に発生したCME(コロナ質量放出)を紹介しましたが、 この影響と考えると、到来まで2日半となります。 300km/秒台と低速であることをを考えると、 到来までの時間が短い様に感じます。 太陽風磁場の南北成分は、 乱れの到来以降、南向きに強まっていて、 -5nT前後の変化になっています。 しかし、速度が下がっているため、 磁気圏への影響は限定的で、 AE指数は、グラフの最後で500nTに達する程度の変化です。 太陽は、昨夜、9日19時(世界時9日10時)頃に、 西の端(右端)でCMEが発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 SDO衛星では、対応する変化が見られなかったので、 太陽の向こう側で発生した現象ではないかと思います。 また、南東(左下)の3272群で、 昨日の午後、9日15時(世界時9日6時)に、 C9.0と大きい小規模フレアが発生しました。 3272群では、以降もCクラスの小規模フレアが続いています。 中心部の北東側(左上)には新しい黒点が発生して、 3273群と番号が付けられています。 C2.4、C2.0、C2.8などの小規模フレアが発生しています。 南東の端でも活動が続いています。 可視光写真では、黒点が見え始めた様です。 太陽の右に向かって噴出するCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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