宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/ 4/ 5 13:16 更新 高速の太陽風が続いています。3月の黒点相対数は 122.6 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、2023年3月の黒点相対数は 122.6 と発表されました。 2月の値は、110.9 でした (先月はお知らせせず、申し訳ありませんでした)。 1月の 143.6 からは下がっていますが、 2022年12月以降、4か月連続で100を超える値になっています。 1枚目の図を見ると、 前の第24期も、極大期の始まりの2011年後半に 100を超える月が4か月続きました。 今回、それと同じ状態になっています。 第24期の時は、その後は一旦100以下に下がったのですが、 今回はどの様に推移するでしょうか。 その太陽は、穏やかな状態が続いています。 X線グラフは、昨日のニュース以降は、 ほぼC1の線以下で推移しています。 目立つ黒点は南西(右下)の3270群だけで、 可視光写真も寂しい状態です。 太陽風は、500km/秒付近の高速の状態で安定しています。 3月末以降、高速の風がずっと続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態で安定しています。 磁場の南北成分は、 南向きの変化が少し小さくなってきました。 このため、磁気圏の活動も少し小さくなっていて、 AE指数は500nT弱の変化になっています。 高速太陽風はどこまで続くでしょうか。 引き続き注目してください。 今日は入学式で、新1年生が学校にやって来ました。 明日が始業式で、新しい年度が始まります。 太陽黒点相対数の長期変化。3月の黒点相対数は 122.6 でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1975年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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