宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:57)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/26 --- ---
3/25 --- ---
3/24 22:18 C2.2
14:41 C1.7

黒点  3/26 (NOAA)
磁場 フレア
3256 18 βγ ---
3257 2 α ---
3258 7 β C1
3259 4 β C2
3260 2 β C1
3262 1 α ---
3263 8 β C2
3264 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 547 +1.0
-2 h 515 +0.1
-4 h 527 -2.0
-6 h 540 -0.4
-8 h 528 +0.4
-10 h 517 +0.5
-12 h 527 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -54 -/ -
-2 h -43 -/ -
-4 h -38 -/ -
-6 h -43 -/ -
-8 h -37 -/ -
-10 h -44 -/ -
-12 h -45 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
3/26 0.3 2x10^3
3/25 0.4 7x10^2
3/24 0.5 2x10^2
3/23 0.7 1x10^3
3/22 1.0 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 3/21 14:06 太陽風は平均的な速度ですが、磁場が少しずつ強まっています。
2023/ 3/22 15:11 太陽風は高速になっています。太陽は穏やかです。
2023/ 3/23 13:37 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 3/24 13:21 太陽風磁場の強まりが到来し、磁場が南向きに強まって磁気圏の活動が激しくなっています。
2023/ 3/25 09:44 太陽風磁場の強まりは終わり、磁気圏の活動も中規模程度に下がっています。
最新のニュース

2023/ 3/26 09:57 更新
太陽風の速度は550km/秒に高まっています。太陽は穏やかです。

担当 篠原

太陽風磁場の乱れは通り過ぎ、磁気圏の乱れも既に落ち着いています。
Dst指数の速報値は、-40nT程度まで戻っています。

昨日のニュースの後、太陽風の速度は500km/秒台に高まり、
高速の状態になりました。
その後も少しずつ速度は上がっていて、
現在は550km/秒程度に達している様です。
磁場強度は10nT程度の強まりから、
現在は5〜7nTと平均的な値に下がっています。

磁場の南北成分は、0nT付近で南北に細かい変化をしていて、
AE指数は300〜800nTの小中規模の変化が頻繁に発生しています。
現在の磁気圏はやや活動的な状態です。

SDO衛星AIA193では、
現在の高速風の原因の可能性があるコロナホールが
南西側(左下)に見えています。
左端が太陽の中心線を西に越えているので、
太陽風速度の高まりは、
3〜4日くらいで終わるのではないでしょうか。

一方、太陽の中心部の東側(左側)にもコロナホールが見えています。
広がりは小さいですが、赤道に近い場所にあるので、
ある程度影響が見られそうです。
始まるのは、5日後くらいでしょうか。


太陽は、可視光写真で黒点はあちこちに見えているのですが、
X線グラフは特に変化がなく、活動は穏やかです。




Dst指数の速報値は-40nT程度に戻っていて、強まりは終わりに近づいています。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。