宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 2/19 10:00 更新 CMEによる太陽風の乱れは、明日、20日の夜に到来する可能性があります。 担当 篠原 昨日のX2.2の大規模フレアで発生したCME(コロナ質量放出)について、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 フレアの発生地点が太陽の北東側(左上)だったので、 CMEも左上により濃く噴出しています。 一方、右下を含む太陽全体を囲むようにもガスは広がっていて、 噴出は地球の方向へも向かっていると考えられます。 NOAA/SWPCの太陽風予報によると、 明日の夜、20日20時(世界時20日11時)頃に 太陽風の乱れが地球(図の緑の丸)に到来する可能性があるとのことです。 この予報によると、 CMEの端の方がかろうじて地球にやって来る程度で、 速度の高まりは450km/秒とやや高速になる程度です。 実際にどの様な変化がやって来るでしょうか。 太陽風の乱れがやって来て、磁場が南向きに強まると、 オーロラの活動が激しくなる可能性があります。 良い時間帯であればライブカメラにも注目です。 SOHO衛星の動画では、左下に飛び出すCMEも見えています。 これは太陽の向こう側で発生した現象です。 地球への影響はありません。 Xフレアを起こした3229黒点群は、 その後は目立った活動はありません。 太陽では、北西(右上)の3226黒点群で、 C7.7、C7.6などの小規模フレアが発生しています。 太陽風は、430km/秒前後の平均的な速度で安定しています。 磁場強度も、4〜5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、小幅で南北に変化しています。 AE指数は、200〜500nTの小規模の変化が時々発生する程度で、 全体としては磁気圏は穏やかです。 X2.2の大規模フレアに伴って発生したCMEの様子。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) CMEによる太陽風の乱れは、20日20時(世界時20日11時)頃に到来する可能性があります。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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