宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 2/ 2 12:24 更新 太陽風の小さい乱れが到来しています。96P/マックホルツ彗星の続きをどうぞ。 担当 篠原 昨日紹介した96P/マックホルツ彗星について、 今朝の画像まで含めた動画を掲載します。 彗星は、今日まででLASCO C3の範囲から出て行きそうです。 この動画では、昨夕、1日17時(世界時1日8時)に、 太陽の右上に向かって飛び出すCME(コロナ質量放出)が写っています。 GOES衛星SUVI 304を見ると(2枚目の動画)、 太陽の北西の端(右上)の向こう側でプロミネンスの噴出が発生して、 コロナのガスが噴き出しています。 これが原因の様です。 太陽の向こう側の現象なので、地球への影響はありません。 太陽のこちら側は穏やかな状態が続いていて、 北西の端に沈んで行った3204黒点群で、 C3.7とC5.7の小規模フレアが発生した程度です。 太陽風は、2日1時(世界時1日16時)少し前に、 速度や磁場強度、密度の小さい強まりが到来しています。 そこから2〜3時間ほどかけて、 速度は350km/秒から440km/秒へ、磁場強度は3nTから11nTへ それぞれ強まっています。 現在は磁場強度は6nTと平均的な状態に戻っています。 速度は430km/秒でこちらも平均的な値です。 磁場の南北成分は、 磁場が強まった頃に南向きの変化がしばらく続きましたが、 磁気圏への影響は限定的で、 AE指数は500nTの変化が見られた程度です。 現在の磁場の南北成分は0nT付近に下がっていて、 この後、磁気圏は穏やかに推移しそうです。 (c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の北西の端の向こう側で発生したプロミネンス噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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