宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/ 1/30 13:25 更新 太陽風は平均的な速度になっています。アラスカのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 小貝哲夫さんよりお送り頂いた、 12月下旬のアラスカのオーロラ写真の最後です。 1枚目は、昨日の2枚目の写真の後に出続けていた 脈動オーロラの写真です。 ぼんやりとしか写っていませんが、 脈動オーロラは、短い時間でまるで波を打つかのように 様々な色に変化しながら点滅を続けるとのことで、 写真に収めることは難しい様です。 2枚目は、4日後の27日5時頃、 雲が薄くなったときに待ち構えていて撮影した 激しいオーロラの様子とのことです。 4回に分けてオーロラの写真を紹介しました。 素晴らしい写真をどうもありがとうございます。 小貝さんによると、 現地ではリアルタイムで宇宙天気の観測データを調べて、 オーロラが強まるタイミングを狙いながらの撮影だったとのことです。 太陽風は、昨夜には500km/秒台を割り、 現在は440km/秒まで下がっています。 高速風は終わって、平均的な速さに戻っています。 磁場強度は4nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、0nT付近で推移しています。 磁気圏は穏やかで、 AE指数は中規模の変化が1回起きた程度です。 高速太陽風は、 27日周期の図の前周期と同じ様な終わり方になりました。 その後、前周期の太陽風は、 400km/秒台の平均的な速さが続いています。 今回も同様の推移になるでしょうか。 太陽は、南東(左下)の小さい黒点に、 3206群と番号が付けられています。 X線グラフの変化はなく、太陽は穏やかな状態です。 脈動オーロラを、現地2022年12月23日4時50分(世界時23日13時50分)に撮影。 (c) 小貝哲夫氏 薄雲越しのオーロラ。現地2022年12月27日5時2分(世界時27日14時2分)に撮影。 (c) 小貝哲夫氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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