宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 1/29 13:22 更新 高速の太陽風は終わりに近付いている様です。アラスカのオーロラ写真の続きをどうぞ。 担当 篠原 小貝哲夫さんよりお送り頂いた、 12月下旬にアラスカで撮影されたオーロラ写真の続きです。 1枚目は、250度レンズによる 雪景色まで含めた全天のオーロラの写真です。 27日のニュースで紹介した2枚目の写真と同じ頃の撮影とのことで、 見比べると、中心のオーロラがほとんど同じ姿で写っています。 すると、写真の下に見えているカメラが、 27日の写真を撮影したカメラなのでしょうか。 2枚目は、同じ夜に場所を移動しての撮影で、 ホテルの部屋からとのことです。 建物の照明との組み合わせで、とても雰囲気のある写真です。 このまま部屋から見続けてしまいそうです。 とてもきれいな写真をどうもありがとうございます。 オーロラ写真は、もう1回紹介します。 太陽風は、530km/秒くらいから500km/秒くらいへ 低下の傾向が見えていますが、高速の状態が続いています。 磁場強度も5nTから3nTへ下がり、やや弱くなっています。 27日周期の図の前周期と同じ様に、 高速風の領域が終わろうとしているのかもしれません。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく南北に変化しています。 磁気圏は比較的穏やかな状態で、 AE指数は小規模の変化が発生しています。 SDO衛星AIA193は、 小さいコロナホールがあちこちに見えている程度です。 この後の太陽風は穏やかになりそうです。 太陽は、3200黒点群で発生したC3.3の小規模フレアと、 その他にC1〜2の小さい小規模フレアが数回発生した程度です。 可視光写真では、 東半分(左側)は黒点がほとんど見えなくなっていて (拡大写真では、南東に小さい黒点が見えている様ですが)、 だいぶ寂しくなっています。 キャントウェル西の森で。現地2022年12月22日21時49分(世界時23日6時49分)に撮影。 (c) 小貝哲夫氏 130km南のタルキートナへ移動して、ホテルの部屋から。現地2022年12月23日4時35分(世界時23日13時35分)に撮影。 (c) 小貝哲夫氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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