宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:39)
今日、M2.0の中規模フレアが発生しました。
また、M4.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/26 07:27 M2.0
06:30 C4.8
06:12 C2.8
05:52 C3.1
05:13 C3.5
04:33 C4.8
01:46 M1.4
01:26 C5.5
1/25 23:47 C6.1
18:40 M4.6
17:22 C7.2
16:59 C5.8
14:50 C6.5
13:46 C9.6
11:30 C4.9
10:34 C4.2
03:56 C2.5
00:13 C8.6
1/24 23:00 C9.4
22:37 C3.7
14:39 C4.0
13:13 C6.6
07:56 C3.5
04:13 C4.4
03:36 C4.0

黒点  1/26 (NOAA)
磁場 フレア
3190 3 βγ M5
3192 3 β M1
3196 8 β C7
3197 3 β ---
3198 1 α ---
3199 6 β ---
3200 7 β ---
3201 1 α ---
3202 5 β ---
3203 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 444 -0.5
-2 h 438 +3.4
-4 h 432 +0.8
-6 h 433 +1.0
-8 h 426 -2.0
-10 h 449 +6.3
-12 h 501 -2.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -3 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 4x10^2
1/26 0.3 7x10^2
1/25 0.4 7x10^2
1/24 0.4 8x10^2
1/23 0.3 7x10^2
1/22 0.4 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 1/21 13:31 太陽の右下でCMEが発生しています。太陽風の速度が少し高まっている様です。
2023/ 1/22 12:21 太陽風速度の高まりは終わりかけています。太陽は次第に穏やかになっています。
2023/ 1/23 14:02 太陽風の小規模の乱れが到来し、高速になっています。
2023/ 1/24 13:41 太陽風はやや高速です。磁気圏は穏やかです。
2023/ 1/25 13:54 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2023/ 1/26 12:39 更新
太陽は穏やかになりそうです。アラスカのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

小貝哲夫さんより、12月下旬にアラスカで撮影された
オーロラの写真をいただきました。
今日掲載する写真は、
現地2022年12月21、22日に撮影されたオーロラです。

1枚目は、太陽風は平均的な速度でしたが、
磁場が南向きに強まって、
AE指数に小規模の変化が発生した頃の撮影です。
激しくはありませんが、デナリに重なるオーロラが写されています。

2、3枚目も、太陽風の速度は平均的でしたが、
磁場が南向きに強まる変化が続くようになって、
磁気圏の活動が強まり始めた最初の頃で、
AE指数は500nTの中規模の変化が発生しています。
現地は風が強く、体感で -40度くらいあったとのことです。

素晴らしい写真をありがとうございます。
ライブカメラのおかげでカナダのオーロラを日本から見ることもできますが、
現地でしっかり撮影された写真の美しさは格段です。

明日以降に続きの写真を紹介します。



太陽は、西の端(右側)に進んだ3190黒点群でM4.6、M1.3、
3192黒点群でM2.0と、中規模フレアが3回発生しています。
これらの黒点は太陽の向こう側に回るので、
今後は活動が見えなくなります。

残った黒点群は、数は多いですが目立った活動はなく、
この後、太陽は穏やかになりそうです。


太陽風は、グラフの途中まで速度のデータが不安定になっていますが、
後半は430km/秒と平均的な速度になっています。
磁場強度は、7nTから8nTと少し強めで推移しています。

南北成分は、グラフの中ほどで南向きに強まる時間帯があり、
AE指数で500〜800nTの中規模の変化が発生しています。
この他の時間帯はAE指数は小さい変化が見られる程度で、
磁気圏は穏やかです。

この後、太陽風は穏やかに推移するか、
前周期の様に速度が高まるか、変化に注目してください。



デナリとオーロラ(パークスハイウエイ)。現地2022年12月21日0時40分(世界時21日9時40分)撮影。
(c) 小貝哲夫氏


キャントウェルから東デナリハイウエイへ。現地2022年12月22日0時06分(世界時22日9時06分)撮影。
(c) 小貝哲夫氏


キャントウェルから東デナリハイウエイへ。前の写真と同夜に撮影。
(c) 小貝哲夫氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。