宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:46)
今日、C3.2の小規模フレアが発生しました。
また、M4.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/27 10:24 C2.8
08:20 C3.2
1/26 23:52 C4.7
23:33 C3.2
21:52 M2.8
21:37 C4.6
16:26 C6.7
07:27 M2.0
06:30 C4.8
05:52 C3.1
05:13 C3.5
04:33 C4.8
01:46 M1.3
01:26 C5.5
1/25 23:47 C6.0
18:40 M4.6
17:22 C7.2
16:59 C5.8
14:50 C6.4
13:46 C9.6
11:31 C4.9
10:34 C4.2
03:56 C2.5
00:13 C8.6

黒点  1/27 (NOAA)
磁場 フレア
3196 2 β C7
3197 2 β ---
3198 1 α ---
3199 1 α C7
3200 6 β C3
3201 1 α ---
3202 5 β ---
3203 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 552 +5.5
-2 h 525 +4.1
-4 h 548 +1.7
-6 h 544 +5.2
-8 h 543 +5.4
-10 h 538 +7.5
-12 h 493 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -7 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 7x10^1
1/27 0.4 7x10^2
1/26 0.4 7x10^2
1/25 0.4 7x10^2
1/24 0.4 8x10^2
1/23 0.3 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 1/22 12:21 太陽風速度の高まりは終わりかけています。太陽は次第に穏やかになっています。
2023/ 1/23 14:02 太陽風の小規模の乱れが到来し、高速になっています。
2023/ 1/24 13:41 太陽風はやや高速です。磁気圏は穏やかです。
2023/ 1/25 13:54 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2023/ 1/26 12:39 太陽は穏やかになりそうです。アラスカのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2023/ 1/27 13:46 更新
太陽風の速度が高まっています。アラスカのオーロラ写真の続きをどうぞ。

担当 篠原

小貝哲夫さんよりお送り頂いた、
12月下旬にアラスカで撮影されたオーロラの写真は、
今日は縦構図の3枚です。

1枚目は昨日の2、3枚目と同じ、
現地21〜22日の夜に撮影された写真です。
画面が縦に伸びる迫力は、昨日の横写真とは違う見応えがあります。
写真中央部の右寄りに北斗七星が縦に並び、
その左上側に日本よりもかなり高く北極星が写っています。

2、3枚目は、次の夜です。
この頃から太陽風の速度が500km/秒台に上がり、
AE指数は500nTを超える変化が度々発生するようになっています。
2枚目の写真は、下の緑と上の赤と色が重なってとてもきれいです。
3枚目では、激しいオーロラブレイクが東からやって来たとのことです。
この写真では雪景色が明るく見えていますが、
オーロラの光に照らされたためだそうです。

どうもありがとうございます。



太陽風は、昨日の午後から速度が次第に高まって、
夜には500km/秒と高速の状態になりました。
今日未明にはもう一段上がり、550km/秒に達しています。
磁場強度は、7〜8nTと少し強まった状態です。

磁場の南北成分は、
グラフの前半は0nTを挟んで南北に変化していますが、
後半は北寄りになっています。
このため、速度は高まっていますが、
現在の磁気圏は穏やかで、
AE指数は、途中に500nTの中規模の変化が発生していますが、
後半は変化がなくなっています。

27日周期の図の前周期に見られた高速風が回帰してきた様です。
前回の速度の高まりは、1月2日にかけて続いています。
同様と考えると、明後日、29日にかけて
速度の高まりが続くかもしれません。

今後、磁場が南寄りに変化する様になると磁気圏の活動も強まります。
その変化にも注意して下さい。


太陽は、北西(右上)に沈んだ3192黒点群で、
昨夜、26日22時(世界時26日13時)に、
M2.8の中規模フレアが発生しています。
フレアの一部しか見えていないので、
本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。

その後、太陽の東端の南北の向こう側で
C2〜3の小規模フレアが見える様になっています。
ある程度活動的な領域が近づいている様です。
どの様な領域が現れるか、注目してください。



キャントウェルから東デナリハイウエイへ。現地2022年12月22日0時(世界時22日9時)頃に撮影。
(c) 小貝哲夫氏


キャントウェル西の森で。現地2022年12月22日21時49分(世界時23日6時49分)撮影。
(c) 小貝哲夫氏


キャントウェル西の森で。現地2022年12月23日0時56分(世界時23日9時56分)撮影。
(c) 小貝哲夫氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。