宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:09)
今日、M3.7の中規模フレアが発生しました。
また、M2.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/31 04:30 M3.7
04:05 C4.0
01:41 C3.1
00:24 M1.4
12/30 22:47 C4.5
20:06 C9.6
18:00 C5.3
16:29 C5.5
13:54 C2.7
06:10 C2.8
03:29 M2.4
03:02 M2.1
12/29 20:03 C3.9
15:33 M1.2
02:21 C3.0

黒点 12/31 (NOAA)
磁場 フレア
3171 2 α ---
3172 1 α C3
3173 3 α ---
3176 14 βγ M4
3177 5 β C2
3178 2 β C2
3179 11 β ---
3180 3 β M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:04 585 -2.4
-2 h 560 +1.9
-4 h 566 -1.9
-6 h 555 -1.8
-8 h 545 -0.6
-10 h 537 +0.3
-12 h 522 -2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 -32 -/ -
-2 h -29 -/ -
-4 h -34 -/ -
-6 h -34 -/ -
-8 h -39 -/ -
-10 h -44 -/ -
-12 h -35 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^3
12/31 0.5 6x10^3
12/30 0.5 5x10^3
12/29 0.5 2x10^3
12/28 0.5 5x10^3
12/27 0.5 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/12/26 08:53 太陽風の速度は少し下がり、やや高速になっている様です。
2022/12/27 08:15 太陽風速度が高まり、磁場が南向きに変化して磁気圏の活動が活発になりました。
2022/12/28 12:50 太陽風は高速です。磁場の南向きが続き、磁気圏活動が活発になりました。
2022/12/29 13:22 太陽風は平均的な速度に下がっています。太陽は穏やかになっています。
2022/12/30 10:04 Mクラスの中規模フレアが3回発生しました。太陽風は高速になり、磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2022/12/31 11:09 更新
Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。高速の太陽風が続いています。

担当 篠原

太陽は、中心部北側(上側)の3176黒点群の活動が強まり、
深夜、31日0時半(世界時30日15時半)にM1.4、
早朝、31日4時半(世界時30日19時半)にM3.7と、
中規模フレアが2回発生しています。

3176群でのMフレアの発生は、12月27日のM1.0以来です。
また、M3.7の規模に達するフレアの発生は、
12月16日のM4.0以来で、2週間ぶりです。

GOES衛星による、それぞれのフレアの動画を掲載します。
M1.4のフレアでは、SUVI 195の画像も加えていますが、
コロナのガスが淡く噴き出す様子も見えています。
弱いCME(コロナ質量放出)になっているかもしれません。
その場合、1月3日頃に太陽風磁場の強まりなどが
到来する可能性があります。

一方、M3.7のフレアでは、
はっきり分かるような噴出は見られませんでしたが、
規模はこちらの方が大きいので、
弱いCMEが飛び出しているかもしれません。

X線グラフでは、2つのMフレアの前に、
C5.5、C9.6と順番に規模が大きくなっている様な変化が見えますが、
このCフレアは北東の端(左上)の3180群で発生しています。


太陽風は、500km/秒から560km/秒へ速度がゆっくりと上昇し
高速の状態が続いています。
速度は、グラフの最後で600km/秒へ高まっていますが、
この後はどうなるでしょうか。
磁場強度は、10nTから5nTへ下がり、平均的な状態です。

磁場の南北成分は、グラフの前半では南向きの強まりが発生し、
磁気圏の活動は強まった状態が続きました。
AE指数は、800nTから最大1500nTに達する
中規模から大規模の変化が発生しています。

太陽風のグラフの後半では、
磁場の南北成分は0nT付近で小さくなっています。
磁気圏活動の規模もこの後は一段小さくなりそうです。

太陽コロナ写真として、GOES衛星SUVI 195の画像を掲載します。
中心部の東側(左側)にコロナホールが広がっています。
4日後くらいからこの領域の影響が始まりそうです。




2022年も今日までになりました。
今年もニュースをお読みいただきどうもありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
それでは、どうぞよいお年をお迎えください。




3176黒点群で発生したM1.4の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131、195 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3176黒点群で発生したM3.7の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


GOES衛星SUVI195による、太陽コロナの様子。
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)、作図:宇宙天気ニュース


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。