宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:53)
今日、C2.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/26 06:51 C2.2
03:32 C2.8
12/25 15:54 C7.8
15:09 C2.3
09:31 C3.6
08:43 C2.7
12/24 22:48 C1.9
17:03 C2.2
13:07 C4.0

黒点 12/25 (NOAA)
磁場 フレア
3168 1 α ---
3169 25 β C8
3171 6 β C3
3172 2 α ---
3173 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:45 423 -2.3
-2 h 470 -4.3
-4 h 455 -2.5
-6 h 521 -4.9
-8 h 490 -3.5
-10 h 492 -2.0
-12 h 455 -1.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 -40 -/ -
-2 h -29 -/ -
-4 h -33 -/ -
-6 h -27 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^3
12/26 0.5 3x10^3
12/25 0.5 7x10^3
12/24 0.6 1x10^3
12/23 0.5 1x10^2
12/22 0.6 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/12/21 13:57 太陽風は平均的な速さに戻っています。M1.1の中規模フレアが発生しました。
2022/12/22 12:25 太陽風は平均的な状態です。Cフレアが続いています。
2022/12/23 12:06 太陽風は高速になり、磁気圏の活動も強まっています。
2022/12/24 14:15 太陽風はより高速になっています。磁気圏も活動的です。
2022/12/25 08:43 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2022/12/26 08:53 更新
太陽風の速度は少し下がり、やや高速になっている様です。

担当 篠原

NOAA/SWPCによると、
今日の太陽風のグラフのデータは、
ACE衛星のデータが使われているとのことです。
(DSCOVR衛星の状況によって切り替えられることがあります)
グラフの前半で速度が600km/秒台に高まっていますが、
衛星の切り替わりとタイミングが一致しているので、
本当の変化というより、
衛星の切り替えの関係ではないかと思います。

グラフの後半からは、
速度は430〜530km/秒くらいで推移しています。
やや高速という状況でしょうか。
27日周期の図で12月24日から25日にかけての
太陽風速度の推移を見ると、
速度はゆっくりと低下が続いているのではないでしょうか。

太陽風の磁場強度は、7nTと少し強めで推移しています。
南北成分は、グラフの初めは0nT付近で、
次第に南向きへ傾向が変わっています。
AE指数もグラフの初めは変化がありませんが、
後半は小規模の変化が続く様になっています。

昨日のAE指数のグラフと比べると、
磁場の南向きの変化が小さくなり、速度も下がってきたので、
AE指数の変化も小幅になっています。

1枚目の図で、SDO衛星AIA193による太陽コロナの様子を、
今日(日付は世界時で昨日になっていますが)、27日前、54日前と比較します。
すると、前周期まで太陽の中心に見えていたコロナホールが、
左上の方に移動している様です。
すると、速度の高い太陽風の吹き出し方が変わるので、
27日周期の図の前周期の太陽風とは速度の様子が変わりそうです。
前周期は高速風が続いていましたが、
今回は一旦下がって(既に下がりかけているのかもしれません)、
その後、速度の高まりが再び始まるのかもしれません。
どの様に推移するか注目して下さい。


太陽では、今朝早く、26日5時(世界時25日20時)頃から、
南東の端(左下)でプロミネンスの噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
なかなか派手な噴き出しです。
地球に対して横向きなので、影響はないでしょう。

フレアは、3169黒点群でC7.8の小規模フレアが発生し、
太陽全体では、C1〜3の小規模フレアが数回発生しています。




昨日から仙台です。
町から見える周囲の景色も含めて雪は特に見られず助かりました。
(鹿児島空港から見える霧島の山の方が白かったです)
寒さも鹿児島で寒さが厳しい時くらいで済んでいます。
来るのが2〜3日早かったら、また違ったのでしょうか。




54日前、27日前、今日の太陽コロナの比較。
(c) SDO衛星AIA193 (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


太陽の南東の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC



27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。