宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/12/28 12:50 更新 太陽風は高速です。磁場の南向きが続き、磁気圏活動が活発になりました。 担当 篠原 昨日のニュース直後くらいから、 太陽風磁場が南向きに切り替わり、 夜にかけて -5〜-8nTの南向きの状態が続きました。 速度は510km/秒と高速の状態で、 磁気圏の活動が強まり、 AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が 半日にわたって続きました。 磁場の変化としては、 昨日のニュースで紹介した一昨日の変化よりも少し小さく、 AE指数の変化も一段小さい規模に留まっています。 今日に入るくらいから、 太陽風磁場の南北成分は北寄りの傾向になり、 AE指数の変化も小さくなって、 磁気圏は穏やかな状態に戻っています。 太陽風の速度は510km/秒付近が続いていますが、 磁場強度は5nTと平均的な状態です。 太陽では、昨日、27日10時(世界時27日1時)に、 北東(左上)の3176黒点群で M2.0の中規模フレアが発生しました。 Mクラスのフレアの発生は12月20日のM1.1以来、 M2以上となると、12月16日のM2.4以来で、 およそ10日ぶりです。 夕方の27日17時(世界時27日8時)にも、 同じ3176群でM1.0の中規模フレアが発生し、 深夜、28日1時半(世界時27日16時半)には、 北西(右上)の3169群で M1.2の中規模フレアが発生しています。 更に、南東(左下)の端の新しい領域でC4.5が2回、 北東の端の少し向こう側でC5.0、C6.1などの 小規模フレアも発生しています。 X線グラフの変化が目立つ様になっています。 昨夜、鹿児島に戻りました。 晴れているせいもありますが、こちらは暖かいです。 ただ、久しぶりに桜島の火山灰が降りました。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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