宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/12/ 1 12:31 更新 太陽風は600km/秒と高速で、磁気圏活動の強まりも発生しています。 担当 篠原 太陽風は、600km/秒前後と高速の状態が続いています。 DSCOVR衛星は速度のグラフが不安定になっているので、 ACE衛星のデータも参照して下さい。 磁場強度は、8nTからさらに強まっていて、 グラフの最後では12nTに達しています。 SDO衛星AIA193では、 注目していたコロナホールは西に半分ほど進み、 影響が始まる目安の位置に達しています。 太陽風はこの後も高速の風が続きそうです。 磁場の南北成分は、やや北寄りの傾向ですが、 南向きにも変化しています。 そのため、AE指数は、 変化が大きくなったり小さくなったりしています。 活発な時は1500nTに達する大規模な変化になっているので、 極域では激しいオーロラが見られたのではないでしょうか。 高速の太陽風はどこまで続くでしょうか。 太陽は、南西の端(右下)に達した3151黒点群と、 南東の端(左下)の新しい領域で、 C1〜3の小規模フレアが10回近く発生しています。 可視光写真では、南東の端には新しい黒点も見えています。 どの様な領域でしょうか。 昨日のニュースで紹介したフィラメント噴出では、 目立つ規模のCME(コロナ質量放出)は発生していませんでした。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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