宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/11/29 12:22 更新 プロミネンス噴出が発生しています。太陽風は高速の状態が続いています。 担当 篠原 今朝、29日6時(世界時28日21時)頃から、 太陽の南東の端(左下)でプロミネンス噴出が発生しました。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 CME(コロナ質量放出)は、 地球に対して横方向の噴出になるので、影響はありません。 太陽は、フレアの発生は少ない状態が続いていて、 先ほど、29日11時半(世界時29日2時半)に C1.0の小規模フレアが発生した程度です。 Cクラスに達するフレアは、25日のC1.1以来で、 4日ぶりです。 太陽風は、昨夜から今朝にかけて、 速度が600km/秒台に高まっています。 ただ、グラフの様子が微妙な印象で、 値としては正確ではないかもしれません。 グラフの後半で、速度は530km/秒に下がっていますが、 高速の状態は続いています。 太陽風の磁場強度は、 10nT程度に強まった状態が続いていましたが、 グラフの最後で6nTと平均的な値に下がっています。 南北成分は、グラフの前半は北寄り、 後半は南寄りとなっています。 AE指数は、グラフの中盤で一旦穏やかになり、 その後、800nTの中規模の変化が発生する様になっています。 現在の高速風はどこまで続くでしょうか。 SDO衛星AIA193を見ると、 中心部のコロナホールが西側に少し進んでいて、 明後日くらいからこの領域の影響が始まりそうです。 このまま高速の状態が続くのか、一旦下がるのか、 引き続き注目してください。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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