宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/11/26 12:46 更新 太陽風は500km/秒台に達し、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜遅くに530km/秒まで高まり、 現在も500km/秒前後と高速の状態で推移しています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは目立たなくなっていましたが、 前周期の高速風は残っていた様です。 太陽風の磁場強度は、 速度の高まりの前に15nTまで強まりましたが、 その後は下がって、 現在は6nTと平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、頻繁に南北に変化しています。 速度が高まっていることもあって、磁気圏の活動は強まり、 AE指数は800nT前後の中規模の変化が続いています。 現在は磁場強度が下がってきたので、 今後の活動は規模が小さくなりそうですが、 活動的な状態はどこまで続くでしょうか。 太陽は、SDO衛星のWebページの画像が停止していて、 掲載している可視光写真は昨夜の撮影です。 X線グラフは、C1.1の小規模フレアが1回発生した程度で、 太陽は穏やかな状態です。 SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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