宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2022/11/30 13:47 更新 太陽風は速度が600km/秒台に高まり、磁気圏活動も強まりました。 担当 篠原 昨日のニュースで紹介した、 太陽の南東側(左下)に発生したプロミネンス噴出による CME(コロナ質量放出)の様子を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 太陽から左下に向かって勢い良くガスが噴出しています。 地球に対しては横向きなので、影響はありません。 そして、昨夜、29日22時(世界時29日13時)頃から 今朝、30日6時(世界時29日21時)頃にかけて、 太陽の東側を南北に長く伸びるダークフィラメントの 噴出が発生しました。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 半日近い長さの画像を繋げたので、 ファイルサイズがだいぶ大きくなっています。 長大なフィラメントが複雑に動きながら飛び出して行きます。 フレアについては、西の端(右端)の3151黒点群で、 昨夜、29日22時(世界時29日13時)に C4.2の小規模フレアが発生しています。 X線グラフは、 グラフの最後で全体の強度が少し上がっています。 太陽の南東の端(左下)から活動的な領域が近付いていて、 その影響かもしれません。 太陽風は、昨夜遅くに速度が600km/秒に高まり、 最高で650km/秒まで高まって今朝までこの状態が続き、 グラフの最後で600km/秒台を割る程度に少し下がっています。 速度は高まった状態が続いています。 一方、太陽風の磁場強度は、 6nTから8nTへ次第に強まっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中心部のコロナホールが西に進んでいますが、 このまま、この領域の影響に繋がって行きそうな様子です。 磁気圏も活動的な状態が続いていて、 AE指数は、1000nTに達する大きな変化が3回発生しています。 極域ではオーロラがにぎやかに発生していたのではないでしょうか。 この後も太陽風や磁気圏の変化に注目してください。 昨日の朝に太陽の南東側に噴出したCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 昨夜から今朝にかけて太陽の東側で発生したフィラメント噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |