宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/11/17 12:30 更新 太陽風は更に低速になり、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 DSCOVR衛星のデータが乱れているので、ACE衛星を参照すると、 太陽風の速度は370km/秒から300km/秒へ下がり、 さらに低速の風になっています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤から弱い南寄りになっています。 しかし、速度が下がっているため影響は小さく、 AE指数は200nTの小規模の変化が1回発生した程度で、 磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南半球のコロナホールの右端が、太陽の中心線に達しています。 3日後くらいから太陽風速度の上昇が始まりそうです。 コロナホールの東西の広がりは、 前周期よりも大きくなっている様に見えます。 前周期は2日間だった高速太陽風は、より長くなるかもしれません。 太陽は、東端(左)の南北に新しい黒点が現れています。 X線グラフは、C1〜3の小規模の変化が発生した程度で、 太陽は比較的穏やかに推移しています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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