宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:20)
今日、M5.2の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 7 08:48 M5.2
02:07 C3.5
11/ 6 21:00 C1.7
11/ 5 --- ---

黒点 11/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
3135 1 α C1
3136 1 α ---
3137 1 α ---
3140 1 α ---
3141 9 β M5
3142 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 391 +2.8
-2 h 397 +5.4
-4 h 397 +1.9
-6 h 394 +1.6
-8 h 392 -0.8
-10 h 394 +1.4
-12 h 419 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -3 -/ -
-2 h 9 -/ -
-4 h 9 -/ -
-6 h 4 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 1x10^4
11/ 7 0.5 2x10^4
11/ 6 0.5 2x10^4
11/ 5 0.6 2x10^4
11/ 4 0.6 7x10^3
11/ 3 0.5 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/11/ 2 13:37 太陽は穏やかです。太陽風は平均的な状態です。
2022/11/ 3 13:08 太陽風は高速になっています。磁気圏はやや活動的です。
2022/11/ 4 14:02 高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も強まりました。
2022/11/ 5 14:23 CMEが発生しています。高速太陽風が続いていますが、速度は下がって来ました。
2022/11/ 6 12:31 高速太陽風は終わりを迎えた様です。磁気圏は穏やかになっています。
最新のニュース

2022/11/ 7 13:20 更新
M5.2の中規模フレアが発生しました。10月の黒点相対数は 95.4 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、10月の黒点相対数は 95.4 と発表されました。
9月の96.3とほぼ同じ値で、
グラフでは、くっつく様に2つの点が並んでいます。

2枚目の動画で様子を見ることができますが、
10月は、前半は黒点相対数が100を超える日が続いたのですが、
後半は100以下の日が続き、月平均値も100以下になりました。
前周期の2011年では、
9〜12月にかけて月平均値は100を超えたのですが、
今回はこの様な高まりはまだ発生していません。
一方、赤線の13か月平均値と比べると、
同じくらいの高さに値が達しているので、
周期の推移としては、第24期と同程度になっていると言えそうです。


その太陽ですが、今朝、7日9時(世界時7日0時)に、
東側(左側)の3141黒点群でM5.2の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

3141黒点群は、昨夜遅くから
C1、C3の小規模フレアを繰り返すようになり、
一気に規模が大きくなって、中規模フレアの発生になりました。
M5に達するフレアの発生は、10月2日のX1.0以来で、
1か月ぶりです。

この後の3141群の活動に注目してください。


太陽風は、450km/秒から400km/秒へ速度が少し下がり、
平均的な速さになっています。
磁場強度は、4nTで安定していたのですが、
グラフの最後で7nTに少し強まっています。
この後どの様に変化するでしょうか。
しばらく注目して下さい。

現在の磁気圏は穏やかで、
AE指数は、途中まで小さい変化が続きましたが、
後半は変化がなくなっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
目立つ程のコロナホールはなく、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
今日も1万に達しています。
この後はゆっくり減少するでしょう。



太陽黒点相対数の長期変化。10月の黒点相対数は 95.4 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


10月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


3141黒点群で発生したM5.2の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。