宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/11/ 2 13:37 更新 太陽は穏やかです。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 深夜に太陽の北西の端(右上)で プロミネンスの噴出が発生しました。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 巨大なコロナの柱が噴き上がるように見えています。 この噴出によるCME(コロナ質量放出)を、 SOHO衛星LASCO C2、C3が撮影しています。 地球に対して横方向の噴出なので、影響はないでしょう。 青色のC3の写真では、 太陽の左側に金星、右側に水星が見えています。 太陽のX線グラフは、 C1〜2の小規模フレアが3回発生した程度で、 穏やかな状態が続いています。 10月26日のC6.7の小規模フレアの後は、 一週間にわたってC1〜2の小規模フレアしか発生していません。 太陽風は、410〜420km/秒と平均的な速度です。 磁場強度も4〜5nTと平均的な値ですが、 グラフの最後で7nTに少し上がる変化が見えています。 一時的な変化か、更に強まるのか、 しばらく注目して下さい。 磁場の南北成分は、グラフの中盤は弱い北寄りですが、 後半から南向きの傾向になっています。 AE指数は300nTの小規模の変化が発生する程度ですが、 この後も磁場の南向きが続くと、 磁気圏はやや活動的になりそうです。 SDO衛星AIA193では、 中心部のコロナホールが少し西に進んでいます。 2日後くらいから影響が始まりそうです。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右上に噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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