宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/11/ 5 14:23 更新 CMEが発生しています。高速太陽風が続いていますが、速度は下がって来ました。 担当 篠原 昨日のニュースのプロミネンス噴出の動画の最後に、 太陽の南東側(左下)で見え始めていたフィラメント噴出の様子を、 SDO衛星AIA304の動画で紹介します。 昨日、4日10時(世界時4日1時)頃から、 ダークフィラメントの黒い筋が浮き上がっています。 途中から2本の筋が重なるような見え方になっています。 太陽の北東(左上)のプロミネンス噴出と、 南東のフィラメント噴出による2方向のCME(コロナ質量放出)を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 北東のCMEは、地球に対して横向きなので影響はないでしょう。 一方、南東のCMEは、東西に大きく広がって見えています。 太陽風の乱れは地球にもやって来るかもしれません。 3日程度かかると考えると、明後日、7日頃でしょうか。 太陽風の磁場の強まりなどに注目して下さい。 太陽の可視光写真では、東端(左端)に3141黒点群が現れています。 昨夕、4日16時(世界時4日7時)にC5.6の小規模フレアを起こし、 今朝までに、C1.5、C1.6のフレアも起こしています。 この後の活動に注目して下さい。 太陽風は、昨日の午後から速度が低下に向かい、 580km/秒から500km/秒へ下がっています。 磁場強度もグラフの最後で3nTに下がり、やや弱くなっています。 高速太陽風は終わりに近付いている様です。 磁場の南北成分は、南寄りの変化が続き、 磁気圏の活動も続いています。 AE指数は、グラフの中盤までは500nT前後の変化が見られ、 後半は少し下がって300nT程度になっています。 太陽風の速度が下がってきたので、 磁気圏の活動も次第に小さくなりそうです。 太陽の南東側で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の北東と南東に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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