宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/11/ 4 14:02 更新 高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も強まりました。 担当 篠原 今朝、4日6時(世界時4日21時)頃から、 太陽の北東の端(左上)でプロミネンス噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 コロナの巨大な噴出はCME(コロナ質量放出) となっていると思います。 この後のSOHO衛星の画像に注目してください。 地球に対して横方向なので、影響はないでしょう。 一方、動画の太陽全体画像の最後では、 南東(左下)のダークフィラメントが持ち上がり始めています。 この後、この領域が噴出しそうです。 こちらの影響は地球にもやって来るかもしれません。 また、太陽の中心部の3136黒点群で、 昨夕、3日16時(世界時3日7時)に C1.3の小規模フレアが発生しています。 この時に、弱いCMEが発生しています。 明後日くらいの太陽風に、 磁場の強まりなどが見られるかもしれません。 太陽風は、昨夜遅くから更に速度が高まり、 500km/秒から580km/秒へ上昇しています。 一方、磁場強度は10nTから5nTへ下がって、 平均的な状態に戻っています。 高速風の領域は中盤に入っている様です。 磁場の南北成分は、 昨日の午後から今日未明にかけて南向きが強まり、 磁気圏の活動は活発になりました。 AE指数は1000nTに達する大きい変化が半日ほど続き、 最大では1700nTに達しています。 極域では活発なオーロラが見られたのではないでしょうか。 今朝以降は、磁場の南向きの変化が小さくなり、 AE指数も500nTくらいの変化に下がっています。 太陽風の磁場強度は下がってきましたが、 速度の高まりは続いているので、 引き続き、磁気圏活動の強まりに注目して下さい。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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